長大建造物が危ない・・?
東海地震では大きなビルや大きな橋などでは揺れが大きくなり、しかも長く続くだろうという指摘があります。
ちょっと難しくなりますが、ビルなどの建物や、橋や鉄塔などはすべて構造や高さにより、その建物に固有の振動周期があります。これを「固有周期」と呼びます。
建物にこの固有周期と同じ周期の力が作用する(地震の揺れが襲う)と、共振現象が起こって、建物の揺れが大きく増幅されるケースがあります。
例えば、RC造で高さが30mの建物の固有周期は約0.6秒ですが、新宿副都心に立ち並ぶ200m級の超高層建物の固有周期は約6秒と概算できます。
阪神大震災では短い周期の地振動が10秒あまりでしたが、東海地震では「やや長周期」(周期2〜20秒程度)の地震動が1分以上も続くだろうといわれています。このため、地盤の周期がたまたま同じとなった高い建物や大きな橋は共振を起こし、大変に大きな揺れが地面の揺れが収まったあとまで長く続くことになります。
一方、化学コンビナートなどでよく見えうける石油タンクなどですが、このタンクでは長周期の地震動に襲われると、中の液体が大きく左右に揺れて天上から溢れ出てしまうことも想定されています。
化学物質があふれ出すといった著しい地震被害を防止するためには、十分有効な防災措置を事前にとっておく必要があります。
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