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2002年度成績表
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#1不動裕理 #2李知姫 #3藤野オリエ #4高橋美保子 #5大山志保 #6金田久美子

text:ゴルフジャーナリスト内藤敦夫

スウィング改造で、史上初の
4年連続賞金女王を狙う

'03年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で、不動裕理選手が4年連続賞金女王へ絶好のスタートを切った。初日はパープレーの22位タイ。2日目はベストスコアの69をマーク、3位タイとした。最終日は69でラウンドし、8アンダーとしたが、中野晶が63の快スコアで追い上げプレーオフに突入した。

 だが実力通り、4ホール目にバーディを決め通算16勝目を飾り、ライバル達に「まるで付け入る隙がない」といわせる程の強さを見せつけた。
 不動選手のプロとしての歩みは96年のプロテスト合格から始まる。12月の新人戦「加賀電子カップ」に優勝。翌97年は、デビュー戦から10試合目の「新キャタピラー三菱」で2位になるなど、この年に一気にシード権を決めた。

 98年は優勝こそなかったものの、常に上位で戦い賞金ランキングも10位となり、新人賞を獲得している。そして99年からツアーの中心選手として頭角を現す。序盤戦から優勝争いをくり返し、11月の「伊藤園レディス」でツアー初優勝を果たした。賞金ランクも自己最高の4位に押し上げた。師匠・清元登子プロの家に居候し「私にはゴルフしかない」と朝から晩まで練習した成果が実った。

 00年からは、文字通りツアーを席巻。ツアー制度施行後、年間最多の6勝を挙げ、02年までで3年連続の賞金女王に輝いた。

 毎年、確実に成長し続ける稀有な選手だ。その強さは部門別ランキングに歴然と現れている。平均ストロークが71・05、パーセーブ率、パーブレーク率はツアー新記録の1位。14本のクラブの全てが上手い証拠でもある。

 「スウィングリズムとショットの安定性。パットも上手い」と、解説者もプロ仲間の評価も一致している。加えてミスしたときの、気持ちの切り替えの早さにも特筆すべき物がある。連続ボギーを打っても、すぐに次のホールから連続バーディで取り返す、精神的な強さも持っている。しかし現状には、満足しない。02年を振り返り「数字的には満足しているけど、内容が悪い」と自分のゴルフを貪欲に追求し、レベルアップを目指す。

 03年のオフトレーニングは1月から始めた。同門の大山志保、古閑美保と一緒に筋トレ、ランニング、打ち込みと充実した練習が出来た。そして更に今年、新たにスウィングのマイナーチェンジに取り組んだ。

 「インパクトの後に顔を早く上げる」米ツアーの賞金女王アニカ・ソレンスタム型への改造に挑んだ。このスウィングが出来れば、フォロースルーが大きくなり更に飛距離が伸び、ショットの安定性が得られるという。師匠の清元プロは「完成度はまだ6〜7割。だけど身体への負担が掛らず、楽に振れる」と語る。今や国内に敵なしの感もあるが、米ツアーへの挑戦も期待されている。彼女自身は「今、米国へ行っても対等に戦えない。アプローチも海外選手のように豊富なバリエーションを持たないと」と語る。今年のオフ、徹底的にこのアプローチの練習に時間を割いた。開幕戦後、右手の小指を怪我というアクシデントもあったが回復。本大会の優勝候補ナンバー1であることに変わりはない。