

2015年3月28日 放送






名古屋市名東区にある“手打ちめん処 香流庵”。
半世紀以上の歴史を刻む名店で麺を仕込むのはご主人の市原忠治さん。
味噌煮込みうどんはもちろん、きしめん、カレーうどんなど、店の看板メニューは機械を一切使わず、すべて手打ちで仕込んでいる。
市原さん曰く“手打ち”とは・・・
「延ばせばいいってもんじゃない。無理して延ばすと生地の繊維が傷み、傷つく。
恰好ができていても茹でたときに切れてしまうんです」
15歳でこの道に入って以来61年。
愛知県麺類食堂生活衛生同業組合の理事長・副理事長を歴任し、去年11月3日に発表された“秋の叙勲”では旭日双光章を受章した。
開店以来守り続けてきた技は息子の悟さんにも受け継ぎ、今では一緒に麺打ち場に立つ。
「コツっていうのは別にないですよ。日夜勉強して、自分の体が覚えていくようなやりかた。
これは長年、自分に身に付いた“宝物”です。」
【手打ちめん処 香流庵 HP】
http://www1.s3.starcat.ne.jp/kanarean/