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2007年07月15日放送
「昔の道具で本当に魚を釣れたのか?」

今回のテーマは「昔の道具で本当に魚を釣れたのか?」
昔の人はどうやって魚を釣っていたのか徹底解明!
過去の実験一覧はコチラ!!

■魚を釣るのになぜが竿が必要?

【実験】

魚の目のようになっていて広い範囲の撮影が出来る魚眼レンズと一般的なカメラのレンズを使って、どれだけ視野に差があるのかを実験

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普通のレンズの場合

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魚眼レンズの場合

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普通のレンズと比べて魚眼レンズにはこれだけの差があった!

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<解説>

魚は、他の魚や鳥などの敵から身を守ったり、エサを見つけやすくする為、視野が広いといわれている。

そのため人間は魚に気づかれないように捕獲するために竿を作った。

■昔の釣り道具・1 竹竿

なぜ竹が使われた?

【実験】

木で作った竿と竹で作った竿で引っ張って、竿の強さを比較

木の竿の場合

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強く引っ張ると折れてしまうが、

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竹の竿の場合

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弾力のある竹は大きくしなって折れない。そのため竿として使われている。

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■昔の釣り道具・2 針

どうして釣り針はあの形?

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【実験】

ぶら下がった針を掃除機にアクリルパイプを取り付けたもので吸い込むと・・・

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釣り針の尖っている部分が上向きの状態で吸い込んだ!

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【解説】

魚がエサと針を吸い込むと、尖っている部分が上向きになりやすく、捕食した時に針がかかりやすい形状になっている。

※昔の釣り針は動物の骨や魚の骨、青銅などを使っていた。

◆昔使われていたという青銅の釣り針を再現!

【実験道具】
  • スズ
  • バーナー
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【実験】

銅とスズを混ぜて器に入れ、バーナーで熱し溶かす。

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釣り針の型に流し込み、形を整えていく。

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冷えて固まった青銅を取り出し、釣り針のように先を少しづつ先を尖らしていけば青銅の釣り針の完成!

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■昔の釣り道具・3 糸

昔は植物や虫のまゆから糸を作っていた。ではいったいどれぐらいの重さに耐えられる?

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【実験】

昔からある絹糸によりをかけたもの(テグス)と現代科学が生んだナイロン、それぞれ同じ太さの糸に吊るされたカゴに魚を乗せて、どれだけの重さに耐えられるのか!?

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1匹目ナイロンもテグスもまだまだ余裕!

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この勢いで2匹目、3匹目と続けていく。

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そして6匹目、ナイロンの方が先に切れた!!

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ナイロンよりテグスの方が丈夫!

ためしにどこまで行くか試してみると・・・

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テグスは10匹目で切れた!

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■昔ながらの道具で魚を釣ってみよう!!

今までの実験でそろえた3つの道具で、早速ラブラボ!スタッフが海へ・・・

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オモリは石を使用し、エサはゴカイを使って釣り実験スタート!

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数分後、竿に当たりが!糸を巻くリールなど便利な道具は使っていないため

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手でたぐり寄せるが・・・無常にもエサだけ食べられてしまった。

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その後も何度か当たりがあるが、あと一歩の所で外れてしまう。

原因は太い針、現在の釣り針に比べ、青銅の針では魚に引っかからない!

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その後もあきらめずチャレンジを続けるが・・・糸が切れてしまい実験失敗!

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あきらめきれないラブラボ!スタッフは舞台を川に変え、再実験

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しかし当たりはあるもののなかなか釣れない・・・

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あきらめて実験終了かと思ったその時、竿に当たりが!

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実験成功かとおもいきや釣り針が折れてしまった。

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実験は無残な失敗

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いつの日か再チャレンジを誓うラブラボ!スタッフでした・・・


★番組からのお願い★

「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。

その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。

また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。