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2007年11月11日放送
筋肉

「筋肉」の秘密を徹底解明!
過去の実験一覧はコチラ!!

■筋肉ってどういう仕組み?

筋肉は筋繊維という糸のような細かいものが集まって出来ている。
(ゆでた鳥のささみなどで見るとよくわかりやすい)

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■どうやって筋肉は動くの?

筋繊維には2種類あり、それが交互に重なり合っている。

これらが下の図のように中に入っていくことで筋肉は縮んでふくらみ、逆に戻ることで伸びる。

この繰り返しで筋肉は動く。

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■どうして筋肉は動く?

頭の中で「動け」と考えると、命令は電気の信号となる。

その信号が、運動神経という電線を通り、筋肉に伝わって体が動く。

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◆本当に電気で筋肉が動くのか!?

<実験方法>

井戸田さんの体に低周波治療器(ていしゅうはちりょうき)を取り付け、筋肉がどう動くのかを検証。

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<実験結果>

低周波治療器のスイッチを入れたとたん井戸田さんの腕が動き出した!

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【解説】

筋肉にパルス(一定の間隔(かんかく)で流れる電流)を流すことによって、脳で命令した電気信号と筋肉が勘違いをしたため筋肉が動いた。

※専門家の指導のもと実験を行っています。絶対にまねをしないでください。

■一万円獲得ゲーム!

【ルール】

台に手を置いた状態で少し上から落ちてくる一万円を取れたら一万円ゲット!


【結果】

一万円札を離すが・・・取れない!

何度やっても一万円札をゲットできなかった!!


《筋肉を動かすには時間がかかる?》

お札を話した瞬間(しゅんかん)、 「離した」ということを目で認識(にんしき)する。

その後すぐに、「つまめ」と脳が命令し、 指先が動くが、そのころにはお札は下に落ちていた。

つまり筋肉を動かすには時間がかかっていた。

■火事場の馬鹿力って本当にあるの?

火事場の馬鹿力とは火事になったときに、普段はもてない家電やタンスなどをもってしまうほどすごい力が出てしまうという事。

普段筋肉は細胞が傷つくのを防ぐため全体の50%〜60%の力しか出すことが出来なくなっている。


【実験】

火事場の馬鹿力を電気を流すことよって人工的に出せるのか筋力測定器使って実験。

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[普段の場合]

最大値は386

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[電気を流した場合]

最大値は447まで達した!

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【解説】

筋肉を最大限使った上に電気を加えたことで筋力がさらに上がった。

■なぜ筋肉痛になるの?

普段使っていない筋肉を激しく動かすと、筋繊維の細胞に小さな傷が出来る。

するとこれを直そうという動きが筋肉におきる。

そのときに炎症(えんしょう)が起き、筋肉痛がおきると現在はいわれている。

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■階段をのぼる?おりる?どっちがつらい?

実験に使用するのは名古屋テレビ塔。ここの階段を使い、のぼるチームとおりるチームに分かれてひたすら3時間のぼりおりを続けてもらう。

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実験中、のぼるチームはつらそうにしているのに対し、おりるチームは重力に任せてかるく下っていった。

果たしてどちらが筋肉痛がひどい?


【検証方法】

のぼるチーム、おりるチーム、いっせいに階段をおり、どちらが辛そうかを検証。


【実験結果】

歩いているとどちらも普通だが、階段をおりてみると・・・

明らかにおりるチームのつらそうだった!!

さらに走ってみると、間違いなくおりるチームが筋肉痛がひどかった!!

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【なぜおりる方が筋肉痛になるの?】

筋肉は伸ばしながら力を入れるほうが筋肉を傷つけやすい。

階段を下りると、筋肉をつっぱりながら伸ばしていくため、筋肉を収縮(ちぢめる)させる、のぼるチームよりも筋肉痛になりやすい。

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★番組からのお願い★

「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。

その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。

また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。