2010年11月7日放送 第84回
自然の性質をうまく利用することで、私達の暮らしに役立つ技術を紹介します。
(1)
ダムを使った水力発電や風を使った風力発電は、今ある自然のエネルギーから取り出したものです。
そこで今回はユニークな発想から電力を作り出す技術を紹介します。
(2)
実験で用意したのは煙突のようなもの。
(3)
煙突の途中には風車が取り付けています。
(4)
煙突の下には黒い紙が貼っています。
(5)
そして太陽のかわりに、照明の明かりを当ててみます。
(6)
しばらくすると風車が回り始めました。
(7)
この回転力を使ってタービンを回し発電させるというものです。
このシステムは “ソーラーチムニー” と呼ばれるものです。
(8)
チムニーとは煙突のこと。
黒い部分に太陽の明かりが当たると、その上の空気が温められ、上昇気流が生まれます。
(9)
上昇気流は、煙突の中で勢いを増して上り、タービンを勢いよく回転させるというわけです。
太陽光パネルを使ったシステムとは違いますが、太陽エネルギーを間接的に利用した発電方法のひとつです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。