2010年12月26日放送 第91回
放射線がどれだけあるのか、手作りの道具で測ることができます。
(1)
左にラジオ、その横にはライターのガスが入ったフィルムケース。
そのフィルムケースには電極が付いていて、つながっているのはアルミ箔でコップを包み電気をためる「電気コップ」と呼ばれるものです。
(2)
フィルムケースの中に銅線。
フィルムの内側には白い紙が取り付けてあります。
(3)
このフィルムケースに放射線を出すウランが含まれる石を近づけると、「ガガガー」という音がラジオから聞こえてきます。
(4)
これは電気コップからの電気がフィルムケースにつながっていて、フィルムケースの中央にある銅線にはプラス、ケースの周りにある紙にはマイナスの電気がたまっているのです。
その電極の間に放射線が飛び込むと、プラス極の銅線とフィルムケースの内側の紙のマイナス極の間に小さな放電が起きます。
その放電がノイズとなってラジオにキャッチされて、ラジオから音が出るのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。