2017年5月27日放送 第426回
輪にしたヒモを使った不思議な現象を紹介します!
(1)
ヒモを使ったオモチャを紹介しましょう。
フィルムケースに、輪にしたヒモとストローが取り付けられています。
ストローに息を吹き込んでみると・・・
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ヒモが回った!
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ヒモが通っている部分は、ストローが二重になっていて、その間から送り込んだ空気が抜ける仕組みになっています。
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すると、空気と一緒にヒモが送りだされ、ヒモが回転するのです。
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もう1つ実験してみましょう。ここに2つのモーターがあり、模型自動車のタイヤが付いています。
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2つのタイヤの間から輪にしたヒモが送りだされる仕組みです。
装置を動かすと・・・
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ヒモが高く浮き上がっています。
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繋がっていない一本のヒモで同じことをすると・・・高くは上がりません。
なぜ、輪にしたヒモだと高く上がるのでしょうか?
(9)
ヒモがUターンしている先の部分。この曲がった所では回転によって遠心力が働きます。その力にヒモが引っ張られ、宙に浮き上がるような不思議な現象が
見えるのです。
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では、浮き上がっているヒモのこの部分に棒をあてると、波が、ゆっくり動いているのがわかります。
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棒でヒモの下の方に波を作ると、波は上に伝わっていきます。しかし、ヒモは下に向かって動いています。つまり、波が動いていく方向に対して、ヒモが動いている方向が逆なので、波はゆっくりした動きになるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。