2017年9月23日放送 第443回
湿度によって動く不思議な種の仕組み!
(1)
皿の上に並んだモノに水を吹きかけると・・・
(2)
勝手に動き出した!
これは『カラスムギ』という植物の種です。
(3)
カラスムギの種は、水をかけると、どうして動くのか?
種をよく見ると、ヒゲの部分がらせん状になっているのがわかります。
実は、これがポイントなのです。
(4)
カラスムギのヒゲの部分を再現した装置を用意しました。
セロハンとアルミホイルを貼り合わせてねじったモノです。
これに、水をかけると・・・
(5)
動き出した!
(6)
これは、湿度によってセロハンが伸び縮みすることを利用して動いています。
(7)
カラスムギの種のヒゲも湿度でねじれが戻り、クネクネと動くのです。
(8)
種は葉っぱの上などに落ちて、鳥などに食べられてしまうことがあります。
湿度によって種自身が動くことで、より確実に地面に到達するための自然の知恵なのです。
(9)
カラスムギの種の性質は、アナログタイプの湿度計に利用されています。
(10)
裏を見てみると、金属のバネが巻いてあります。ここに水をかけると・・・
(11)
バネが動いた!
(12)
湿度によってバネが動くことを利用して、計測を行っています。
これは、昔から使われていた湿度計の仕組みなのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。