2018年11月17放送 第502回
マッチやライターを使わない『火起こし』に挑戦!
(1)
使うのは火打石と火打金です。石はできるだけ硬いモノを選びます。火打金は鉄です。
(2)
木綿を蒸し焼きにしたモノの上で、火打石と火打金を打ち付けます。すると・・・
(3)
火をつけることができました。
(4)
火打石と火打金を打ち付けると、鉄が削りとられます。それが、摩擦熱により火花となって飛び散り、燃えやすい木綿の上に落ちることで、火がつくのです。
(5)
実は、人類が鉄を使い始める前、石器時代にも同じようなやり方で、火起こしが行われていたと言われています。何を使っていたのか?それが、『黄鉄鉱』です。
(6)
小さな結晶がたくさんついた黄鉄鉱と硬い石を同じようにぶつけます。すると・・・
(7)
わらに火をつけることができました。黄鉄鉱は鉄と硫黄が結びついたモノ。このように古代の人たちは黄鉄鉱を使って火起こしをしていたと考えられているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。