2019年1月12日放送 第510回
水を沸騰(ふっとう)させると蒸気が生まれますが、蒸気にはすごい力があります。
(1)
水を入れたフラスコがあります。中の水を沸かすと、蒸気がチューブを通って出てきます。
(2)
チューブの途中には、ピストンがつながっていて、蒸気の圧力でピストンが動く仕組みです。
(3)
ピストンの上に1リットルの水を入れたペットボトルを置き、蒸気を発生させます。
(4)
そして、ピストンの蒸気を送り込みます。すると・・・
(5)
蒸気の圧力だけで1リットルのペットボトルを持ち上げました。
(6)
栓を開け閉めすれば、ピストンは動き続けます。これがいわゆる『蒸気機関』です。このように、蒸気にはすごいパワーがあるのです。
(7)
この蒸気のパワーを使って発電するのが『火力発電』です。
(8)
火力発電の原理を模型にしました。鍋で水を沸騰させ、蒸気を発生させます。その蒸気で発電機につながったタービンを回して発電するシステムです。蒸気を発生させると・・・
(9)
蒸気でタービンが回り、発電機につながったLEDが点きました。
(10)
火力発電はLNGや石炭を燃やし、そのエネルギーで発生させた蒸気によってタービンを回し、発電しているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。