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山本昌復活のカギ《スクリューボール》

今シーズン初勝利を懸け4月27日の広島戦で、今季5度目の先発に臨んだ19年目のベテラン・山本昌。しかし3回で降板、結局5試合連続のKOを喫し二軍落ちが決まった。 今年不調の原因は山本昌の顔ともいえる《スクリューボール》が勝負所でことごとく打たれているところにある。

昭和63年、アメリカに野球留学した山本昌はドジャースの会長補佐・故アイク生原氏から《スクリューボール》を教わり、このボールを駆使することで才能を開花させた。 この年のシーズン半ば、帰国してチームに合流後無傷の5連勝を挙げた山本昌はその年の優勝に大きく貢献した。

しかし、翌年大きな試練が待ち受けていた。開幕から幾度もマウンドに上ったが白星を挙げることはできなかった。そして迎えた5月27日巨人戦、1点リードで迎えた6回巨人の攻撃。1アウト満塁のピンチを背負った山本昌はクロマティを併殺に打ち取り危機を脱した。 このとき彼が『目をつぶって投げた』のが《スクリューボール》だった。そして初勝利をようやく手にすることができた。この1勝はエースへの貴重な第一歩となった。 あれから13年、同じように白星から見放されている山本昌。一軍で再び快投を披露するには栄光への階段を共に上った《スクリューボール》の復活がカギとなる。


[2002.4.28]

故アイク生原氏に
スクリューボールを教わる山本昌
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