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雪降る中で迎えた2010年。名古屋城では、築城以来初めての年越しオープンが行われ、名古屋ゆかりの武将に扮する『おもてなし武将隊』もカウントダウンに参加。市をあげての開府400年が、華々しく幕を開けた。 今年、開府400年を迎える名古屋市では、歴史ブームを背景に「武将都市名古屋キャンペーン」を展開。観光客誘致につなげたいと、市内にある三ヵ所の歴史的な観光施設(名古屋城、徳川園、徳川美術館)の入場券がセットになった「はち丸手形」が、新年早々の1月5日に発売されるなど、様々な企画が考えられている。 こうした歴史観光を支えるのが、歴史好きな女性「歴女」の存在。特に戦国末期から安土・桃山時代の武将に惚れ込むファンが多いといわれる中、織田信長や前田利家など、多くの武将を輩出しているこの地方は、まさに歴女にとっての聖地。生誕地など縁の地を巡る歴女も少なくないという。 そんな歴史ブームにあやかろうと、民間企業の動きも活発になってきている。駅弁大手の「名古屋だるま」で開発されたのは、信長が本能寺の変で亡くなる直前、家康を招いて食したとされる晩餐を再現した『信長膳』。当時、近江の特産品だった、鱒を使った焼き物や、戦の携帯食とされた焼き味噌おにぎりなど、昔のレシピに基づいて作られており、1200円という値段ながら、名古屋駅の売店では毎日売り切れるほどの人気だ。現在、信長膳に続き、郷土三英傑の秀吉膳、家康膳も企画されている。 その織田信長が約10年に渡り拠点とし、天下布武を期してその地名を付けたと言われる岐阜市。信長に着目した大きな展開はこれまで決して多くはなかったが、去年9月、商工会議所が中心となり駅前に黄金の信長像を設置。さらに先月、岐阜城の建つ金華山のふもとに総合案内所が設置されたのを機会に、地元産の材料にこだわり、信長の名に恥じない新たな名産を開発しようと、20社が集まり、その名も「信長会」が結成された。会員同士で意見を出しあい、全員が認めた商品のみに認定シールを発行。案内所を中心に販売し、全国に広めていきたいとしている。 デザインからのアプローチをしているのは、名古屋で活躍するデザイナー・本田敬さん。若手デザイナーと共に、名古屋の新しい名物作りに取り組んでいる。徳川の家紋である三葉葵をモチーフにしたパーティープレートや、秀吉が信長の草履を懐で温めたという逸話から考えられた草履型カイロなど、商品の背景を話す事で名古屋の歴史を知ってもらう事が狙い。歴史以外にも、市章や地下鉄などをモチーフに名古屋にまつわる様々なデザインを生かしたものを考えている。 ■名古屋市市民経済局 (武将都市名古屋春キャンペーン) tel) 052−972−2424
■名古屋だるま (信長膳) 住所) 名古屋市中村区亀島2−1−1 tel) 052−452−2101 ■キヨスク「グランドショップ名古屋」 (信長膳の販売) tel) 052−562−6151 ■岐阜公園総合案内所 (信長委員会) 住所) 岐阜市大宮町1丁目 tel) 058−264−4865 ■こまや左介店 (信長土産) tel) 058−215−7533 ■デザインスタジオCRAC(クラック)・ (名古屋名物) 住所) 名古屋市名東区本郷1−31 tel) 052−771−3690
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