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ここ数年、よく見かけるようになったのが、ちょっと懐かしい感じが魅力の「古民家カフェ」。この空間を演出するのが、なんとも懐かしいテイストの家具やインテリア。どれも1960年代のものだ。
最近では、こうした60年代風の製品を扱うインテリアショップも増えているが、実はこれらの製品、中部地区の老舗企業のものも少なくない。愛知県岩倉市のガラスメーカーが作るカップ&ソーサーや知多半島・東浦町に工場をおく家具メーカーのソファに、小牧市からはラウンジチェアなど、どれもこの地方の老舗メーカーの60年代リバイバル商品。飽きがこないシンプルなデザインが特徴だ。 これらの製品が登場した1960年代は、メーカー自らの思い入れやこだわりを強く製品に打ち出していた時代で、インテリアの専門家は、今も支持されるこうした製品には、当時の企業マインドが色濃く反映されているものが多いと評価する。
愛知県東浦町に本社を置く、家具メーカー。この工場で60年代から変わらないデザインで作り続けられているのが、すっきりとしたデザインに優美な曲線の肘掛がアクセントを添えるシンプルなソファ。 ポイントとなる肘掛のパーツは、まず職人が5種類のヤスリを使い一つ一つ丁寧に磨き、形を整えた後、6時間半かけて、6回にわたる塗装や2度の磨き処理を施される。独特の質感を生み出すため、腕利きの職人たちが、何度も何度も丁寧に塗りと磨きを繰り返し、その結果、しっとりとしたフィット感や心地よい握り具合が生まれ、機能性と美しさをも兼ね備えた末永く使える逸品となるという。 他にも、小牧市のメーカーが作るラウンジ・チェアは、座り心地を追求し、さまざまな種類のウレタンを重ねた独自の内部構造を採用していたり、岩倉市の会社が作るガラス製のカップは、開発当時、工場での量産が難しいとされていた、色ガラスを使った食器作りに、ビール瓶の着色技術を応用して国内で初めて成功したものだったり。デザインだけでなく、他のメーカーでは真似できない、こうした「老舗」ならではの技術力に裏打ちされたこだわりも、60年代商品の魅力だという。 もちろん、メーカー自身もただ同じ製品を作り続けているだけではない。例えば、環境や人体への配慮から塗料や接着剤を変更するなど、時代に合わせた見えない所でのマイナーチェンジも続けている。 今なお、進化しながら生き続ける「60年代デザイン」の製品。2010年も注目のアイテムとなりそうだ。 ■シオガマ アパートメント スタイル 住所) 名古屋市天白区植田西3−105 サンセイビル2F tel) 052ー806ー4228 営業時間) 12:00〜21:00 定休日) 水曜日 ■珈琲ぶりこ 住所) 名古屋市中区大須3−35−22 tel) 052ー238ー2789 営業時間) 10:00〜20:00 ※年中無休 ■カリモク家具 (販売店情報) tel) 0562ー83ー1111 URL) http://www.karimoku60.com/
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