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商売繁盛の神様として名高い、愛知県は豊川稲荷の門前通りに並ぶ行列。豊川が発祥とも言われている『いなり寿司』に並ぶ人々の列だ。豊川市では、この名物のいなり寿司を使った町おこしが、去年から始まっている。 市内で「いなり寿司」を作る60店舗が集まったこの町おこしプロジェクト。いなり寿司を販売する店を網羅したガイドブックを発行し、毎月17日には市役所で新作いなり寿司を販売。「ある目標」に向かって頑張っていると言う。その目標がB級グルメ日本一を決める、食の一大イベント「B−1グランプリ」。地元での活動実績が出場の条件だが、結果を出せば全国にその名が知られる。 大会で上位入賞を果たしたこの地方のB級グルメの大先輩が、岐阜県各務原市だ。 かつては自衛隊と重工業の街と言われていたが、町の特産品であるニンジンと、姉妹都市・韓国チュンチョン市の特産品である松の実を加えたキムチを、ご当地グルメの「各務原キムチ」として5年前に発売。2008年に「各務原キムチ鍋」でB−1に参戦し、3位入賞で一気に注目され、一大ブームを巻き起こす事に成功したのだ。入賞をきっかけに「各務原キムチ」を製造する企業はもちろん、関連商品の製作に名乗り出る企業も現れ、その結果、スタート当初小売ベースでの年商1000万円が、4億円まで膨らむなど、大きな経済効果につながった。 この各務原キムチに続けとばかりに、名物のいなり寿司でB−1グランプリ出場を狙う、愛知県豊川市。 去年11月には、いなり寿司の食べ比べ大会を開き、活動実績を着々と積み上げている。B−1グランプリ参戦のあかつきには、この食べ比べで1位となった「わさびいなり」で全国のライバルと戦う。 三重県の津市でも、こうしたいわゆる「B級グルメ」での町おこしが盛り上がっている。 津市発祥のそれは、25年ほど前から学校給食で出されている、子供たちに大人気のメニュー。直径15センチの皮を使った大きな揚げ餃子、その名も「津ぎょうざ」だ。一般的な餃子と比較するとその大きさは約3倍。津にちなんだ2(ツー)が並ぶ、平成22年2月22日に、いよいよ津ぎょうざの組合も発足予定だ。 地元も一体となったこうした「ご当地グルメ」が、各地で新たな観光資源としてはもちろん、地域再生の鍵の一つとなるかもしれない。 ■豊川市観光協会 (いなり寿司で豊川市をもりあげ隊) 住所) 愛知県豊川市諏訪1−1 tel) 0533−89−2206 ■門前そば 山彦 (豊川いなり寿司) 住所) 愛知県豊川市門前町1 tel) 0533−85−6729 ■松屋支店 (わさびいなり寿司) 住所) 愛知県豊川市門前町1 tel) 0533−85−6922 ■各務原市観光文化課 (各務原キムチ) 住所) 岐阜県各務原市那加桜町1−69 tel) 058−383−9925 ■焼肉 大翔 (各務原キムチ鍋) 住所) 岐阜県各務原市那加新加納町2307ー1 tel) 0583−71−3523 ■津市げんき大学 (津ぎょうざプロジェクト) 住所) 三重県津市西丸之内23−1 津市げんき大学事務局 tel) 059−229−3252 ■分部食堂 (津ぎょうざ ※夜限定メニュー) 住所) 三重県津市東丸之内19−6 tel) 059−222−5136
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