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先行き不透明な経済情勢の中、倒産を余儀なくされる企業や商店が年々増え続けている。と、同時に問題となるのが空きビルや空きオフィス。昨年12月、名古屋中心部のオフィスビルの平均空室率も12.58パーセントと過去最高を更新している。 そんな中、街全体で空きオフィスを有効活用しようとしているのが繊維街として有名な名古屋の長者町。地元と名古屋市が協力し、ファッション・デザイン・デジタルコンテンツの3つのジャンルの起業家を街に多く集めようとしている。栄や名駅等、名古屋市の中心部にある地の利を生かし、ワンフロアで借りると家賃が30万円近くする空きビルのフロアを細かく区切り、立ち上がったばかりのベンチャー企業でも借りやすい小規模で家賃も手頃なオフィス環境を整えている。これから伸びる可能性のある会社を呼び込み、地元で定着・成長してもらう事で、街も共に発展しようという作戦だ。 一方、原油価格の高騰や航空会社の撤退などで旅客数の減少に悩むのがセントレア。旅客の減少は空港ビルの収益や入居率にも影響を及ぼす大問題。そこで力を入れ始めたのが映画やCM撮影の誘致だ。映画・「ごくせんTHE MOVIE」のオープニング、ハイジャックシーンはセントレアで撮影されたもの。撮影の舞台となり、空港自体が観光地として認知度を上げ集客力を持つ事で、テナント利用の促進等、相乗効果を期待している。 商店街でも大型店の進出や後継者不足といった厳しい状況の中、空き店舗が増え続けている。店が閉まっていては人が集まらない、店を開けることで街に人を呼び戻し活性化させようと、多治見の商店街でスタートしたのは、空き店舗を有効利用して地元のクラフト作家に場所を提供する試み。使用料は売上げの2割を店に管理費として入れるだけで、資金が無くても販売の場所が確保できる。この試み、出展者も増え、来月には2店舗目をオープンする予定だ。 同じく空き店舗対策で、四日市で人気を呼んでいるのが「日替わりシェフ」の店。一つのレストランに、料理自慢や店を持ちたい人などが、その日だけのワンデイ方式で、シェフとして店に入るシステムだ。全国にこのシステムの導入店が21店舗あり、一ヶ所で登録すれば全国のどの店でも一日シェフになれる。シェフの卵にとっては格好のシミュレーション。店側は食材や人件費等のリスクを抑えられ、そして、来店者にとってもシェフの数だけ日替わりでメニューが楽しめる、空き店舗を有効利用したアイデアだ。 ■長者町ベンチャータウン 住所) 名古屋市中区丸の内2−19−10 tel) 052−231−6047(名古屋長者町織物協同組合) ホームページ) http://www.viewron.jp/id−lab/aboutus/about_VT.pdf#search=’ ■中部国際空港 住所) 愛知県常滑市セントレア1丁目1番地 tel) 0569−38−7777 ホームページ) http://www.cjiac.co.jp/ ■クラフトショップながせ 住所) 岐阜県多治見市本町3丁目39番地 tel) 0572−23−2636(多治見まちづくり株式会社) ホームページ) http://tajimi−tmo.co.jp/ ■こらぼ屋 住所) 三重県四日市市陶栄町4−8 tel) 059−358−0371 ホームページ) http://www.koraboya.com/
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