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1次産業にあたる生産者が、2次産業の加工や3次産業の販売・流通にも業務展開する、農林水産業の「6次産業化」の動きが広がっている。 三重県多気町の山あいにある料理店「せいわの里 まめや」。 昼間のみ営業で、山里と言う立地条件にも関わらず、平日で100人、休日には150人以上の客で賑わう。メニューは、炊き込みご飯や野菜の煮物など、野菜を中心とした郷土料理のバイキング。実は、ここのスタッフは、みな地元農家の人達だ。 35人で共同出資して農業法人を設立、5年前にオープンしたこの施設では、自家栽培したものを含む地元産の野菜を、自分たち自身で調理して提供。直売コーナーも人気だ。 農業をはじめとする1次産業全般で危惧されているのが、経営難と後継者不足による衰退。この施設で「6次産業化」を図り経営体力を向上させ、地元産の米や野菜の美味しさを消費者に直接知ってもらうとともに、次の世代に継いでもらえる魅力のある農業を目指しているという。 儲かる農業を育成しようと言うこうした作戦を、三重県内で支援しているのが、三重県農林水産支援センター。 これまでにも、ミカン農家が間引いて捨てるだけだった青みかんを利用し開発したジュースや、真鯛の養殖を営む漁師が作った燻製などの販路探しを支援。現地での直売やネット通販で購入できるようになり、6次産業が生んだ県の特産品として人気を誇っている。 生産者が収獲・栽培した農林水産物を使って新たな商品開発を行う場合や、実際に商品を作ったが販売方法が分からない場合などに専門家を派遣し、支援を行っているのだという。もちろん生産者の行動力も問われる。 愛知県で注目を集めているのは、去年11月にオープンした西尾市内の道の駅で販売されている、地元の酪農家が作ったオリジナルブランド「酪(らく)」の乳製品。 牛乳の消費量が年々落ちる中、酪農家である自分達自身でも何か発信できないかと考え、始めたものだという。牧場で搾った牛乳は、もともと契約で全てメーカーに出荷していたが、一部を自家商品に回せるようにメーカーと交渉し、仲間と合同会社を設立。自家ブランド「酪」を立ち上げたのだ。 チーズは専門業者に委託しているが、その他の商品は全て自家製。空き倉庫を加工施設に改装し、家族や地元の人を雇って商品を製造。週末ともなれば道の駅での販売も、自分たちでこなす。乳製品の価値を高めたいと始めたこの事業、牧場の仕事以外はまだまだ慣れないことばかりながら、消費者の生の声が喜びややり甲斐に繋がり、酪農が自分自身楽しくなったという。 ■せいわの里 まめや 住所) 三重県多気郡多気町丹生5643 tel) 0598−49−4300 ■財団法人 三重県農林水産支援センター 住所) 三重県松阪市嬉野川北町530 tel) 0598−48−1227 URL) http://aff−shien−mie.or.jp ■有限会社 すぎもと農園(青みかんドリンク) 住所) 三重県南牟婁郡御浜町神木394 tel) 05979−2−3120 URL) http://www.o−mikan.com ■岡水産(真鯛の薫製) 住所) 三重県度会郡南伊勢町迫間浦792ー15 tel) 0599−64−3078 URL) http://www.iseippin.com/oka/ ■道の駅 にしお岡ノ山 住所) 愛知県西尾市小島町岡ノ山105ー57 tel) 0563−55−5821 ■合同会社 酪 住所) 愛知県西尾市花蔵寺町西島104 tel) 0563−52−1648 FAX) 0563−52−2036
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