2010年3月11日放送「デパート再生・春の陣」


高島屋、三越、松坂屋と周年イヤーを迎える名古屋の百貨店業界
節目をきっかけに復活を狙う



「王道路線」のJR高島屋
日本初登場も含め
大量の新規ブランドを投入

価格帯を広げ新しい顧客層開拓を狙う名古屋の老舗・松坂屋

名古屋進出30周年の三越は
分社化し小回りのきく経営で
より地域密着を図る



今年、いくつもの百貨店が大きな節目を迎える名古屋地区。消費者のデパート離れが進む中、節目の年をきっかけに復活を狙う各デパートの戦略を追った。

【王道】
開店10周年のジェイアール名古屋高島屋。
名古屋で1番新しい、新鮮な品揃えを目指し、客の来店頻度を上げ売り上げの向上につなげる作戦。情報発信基地としての百貨店、いわゆるデパートの王道を貫く方針だ。
既にこの春、日本初登場を含めた39もの新規ブランドを導入する大規模なリニューアルを行っており、利用者の評価も上々だという。

【価格帯の拡大】
呉服店から百貨店に進出して100年目の松坂屋は、3月1日に大丸と合併。これまでの多店舗展開に区切りをつけ、経営資源を旗艦店の名古屋店に集中させている。
その松坂屋が目指すのが「価格帯の拡大」。これまで高級品にシフトしていた品揃えを、その部分は維持しつつも、価格の幅を広げながら買いやすい、値ごろ感のある品揃えを強化するという。この戦略に従い、大規模な周年記念バーゲンも展開、その中で、これまで老舗としてやらなかったアウトレットセールやまとめ買い値引きも実施し、客足を伸ばしている。

【地域密着】
大丸と合併し本社機能を東京に移した松坂屋に対し、同様に経営統合をしながらも、分社化による「地域密着」を旗標に掲げるのが、今年、名古屋出店30周年を迎える三越。
伊勢丹と経営統合した三越は、地方の支店の分社化を決定。この地方では4月1日に地域事業会社「名古屋三越」が発足、星が丘店と名古屋栄店を運営することになる。分社化で意思決定のスピードを上げ、きめ細かく市場動向や客の意見を取り入れながら、より地域に密着した商品を提供、客の満足度を上げていく作戦だ。
その一環として、テナントではなく百貨店が独自に品揃えを決める売り場を拡充。また、日々顧客と接する売り場の社員を中心としたプロジェクトチームを結成し、現場のアイデアで、品揃えとサービスの充実を図ろうとしている。

■ジェイアール名古屋タカシマヤ
住所)
名古屋市中村区名駅1−1−4
tel)
052−566−1101

■松坂屋名古屋店
住所)
名古屋市中区栄3−16−1
tel)
052−251−1111

■三越名古屋栄店
住所)
名古屋市中区栄3−5−1
tel)
052−252−1111

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