|
よく見かける携帯電話の覗き見防止フィルム。実はこれ、最新の素材を利用して作られ、年間10億円を売り上げた事もある隠れたヒット商品。 商品開発のきっかけは、岐阜大学の教授のある研究。岐阜大学で研究していたこのフィルムの正体は、表面にミクロよりももっと小さいナノサイズの穴がたくさん開いている「ナノ多孔分子フィルム」。この目に見えない小さな穴が、正面からは透明性がありながら、角度をつけると不透明になる性質を生み出し、覗き見防止フィルムに利用されたのだ。他にも、小さな穴の多いその特徴を生かし、水槽などに使う「マイクロナノバブル発生機」も岐阜大学との産学連携で開発・商品化されている。 産学連携とは、産業界と大学などが協力して商品開発に向けた研究プロジェクトを進めること。この活動からは、既に多くの商品が生まれている。 例えば、400種類以上の生薬を研究していた熊本大学では、その研究の中からキク科のサワヒヨドリを原料にした生薬・ヤバツイにシミの元「メラニン」を抑える働きがあることを発見。この研究成果を地元にある再春館製薬所と手を組み商品化している。企業にとっても、専門分野の研究がすぐに商品に生かせ、商品力がダイレクトに高まる事が魅力だという。 この地方でも、名古屋大学と清水建設が開発した愛・地球博で活躍したドライミストや、金印わさびが、お茶の水女子大学や静岡大学などと連携した研究で、わさびの成分が花粉症軽減に効果があることを発見し、花粉症対策グッズを開発するなどしている。 もちろん大学側にも、就職氷河期と言われるような現在の厳しい意状況の中、企業との強固な結びつきは学生の就職を有利にするといったメリットもある。 こうした動きは、大学だけでなく実務を中心とした専門学校の分野にも広がっている。 大手ゲームソフトメーカーと力を合わせ、新作ゲームの製作に学生が取組む、名古屋のトライデントコンピュータ専門学校では、「プロと一緒に働くことで、働くとはどういうことかが理解できたり、スキルアップにもつながる」と、学生自身も意欲的だ。中にはこのプロジェクトがきっかけで、就職につながった学生もいるという。学校側の担当者は、こうした活動が優秀な人材を育てると共に、そうした人材を企業に知ってもらうきっかけになって欲しいと期待している。 ■覗き見防止フィルム、マイクロバブル発生機 ナック 住所) 岐阜県関市倉知藤谷西ケ洞2900−1 tel) 0575−24−2218 URL) http://www.nac−nmg.com/M%20top/Mtop.htm
■花粉症対策グッズ 金印わさび 住所) 名古屋市中川区八幡本通2−61 tel) 052−361−3121 URL) http://www.kinjirushi.co.jp/ ■素肌ドレスクリーム 再春館製薬所 住所) 熊本県上益城郡益城町寺中1363−1 tel) 096−289−4444 URL) http://www.saishunkan.co.jp/ ■トライデントコンピュータ専門学校 住所) 名古屋市中村区名駅3−24−16 tel) 0120−157−581 URL) http://computer.trident.ac.jp/ ■トライデントデザイン専門学校 住所) 名古屋市中村区則武1−15−3 tel) 0120−760−426 URL) http://design.trident.ac.jp/ ■アルペンスポーツデポ砂田橋店 住所) 名古屋市東区砂田橋4−1−50 tel) 052−721−1311 URL) http://www.alpen−group.jp/shop/sports−depo.html
|