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震度7の揺れにも耐え、崩れない墓石。その秘密は墓石の接合部に敷かれた、特別なゲルマット。これを開発したのは、300年続く石材店を母体とした愛知県岡崎市の会社。すでに設置されたものにも取り付けが出来ることから、売り上げを伸ばしている。近年、各地で多発する震災。東海地震の発生が懸念されるこの地方でも、人々の災害に対する関心の高まり等を背景に、災害時に備えた長期保存のできる非常食や防災用品が大きく売り上げを伸ばすなど、防災関連のビジネスが盛んになり、社会全体でのさまざまな取り組みも着実に進んでいる。 名古屋市に本部をおくNPO団体。ここでは、全国の被災地に出向き支援活動をおこなっている。さらに、そうした被災地支援で得た経験を元に、地域での防災計画作りに協力。アドバイスを受けた、愛知県蟹江町のある町内会では住民全員で会合を開き、災害時にケアの必要な、一人暮らしのお年寄りなどのサポートを、具体的に誰がするかを決め、防災訓練を行っている。このNPO団体によれば、被害が大きく広範囲に渡るほど、警察や消防といったシステムが機能するようになるまで時間がかかり、それまでのつなぎとして隣近所での助け合いが重要になるという。日頃から、地域全体で防災意識を持つことが災害後を生き延びるための大きな力になるのだ。 年始めの「花奪い祭り」で知られる、岐阜県郡上市の長滝白山神社。ここでは現在、耐震補強の工事が行われている。一般的に造りが複雑で、耐震補強が困難だといわれているこうした寺社建築。しかし、この現場では、L字形の金具を柱や梁の接合部に取り付けているだけ。実は、この金具、「ねばり」が強い特殊な「バネ鋼」で出来ており、振動を建物全体に分散させるという。補強前の約8倍も耐震性が高まるというこの金具を使った補強方法。地元・郡上市の建設会社が3年前に開発したものだ。耐震化の進まない木造建築用に、安くて手軽で確実な補強をと生まれたこの工法、もちろん神社などの大型建築だけでなく、広く一般住宅にも有効だ。こうした安価な工法の開発に加え、昨年度から一般住宅を対象にした補助金制度もスタート。現在、地方自治体も積極的に「耐震補強工事」を推進しているため、市町村によっては、工事料金の半分以上の補助を受けられる場合もある。また、来年度の概算要求でも新たに国による補助の上積みが検討されている。震災の被害を最小限に抑えるための手段が増え、私達の安全確保の手段も増えつつあるようだ。 ■株式会社安震 (墓石の固定ジェル) 住所) 愛知県岡崎市細川町くぼ地63−1 tel) 0120−23−1483 URL) http://www.anshinsystem.com ■特定非営利活動法人レスキューストックヤード (被災地への支援活動) 住所) 愛知県名古屋市東区泉1−13−34 名建協2階 tel) 052−253−7550 URL) http://www.rsy−nagoya.com ■株式会社北栄建設 (耐震補強・Lパワー) 住所) 岐阜県郡上市白鳥町二日町645−1 tel) 0575−82−5666 URL) http://www.kkhokuei.com
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