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この夏、日本中を熱くしたサッカー日本代表。その新監督に就任したのがイタリア出身のザッケローニ監督。「ザックジャパン」の本格的な始動を間近に控え、監督の出身地イタリアへの関心が改めて高まっている。 これまでは「アモーレ、マンジャーレ、カンターレ」の陽気なラテンイメージが主流だったイタリア。しかし今回は、ちょっと違ったイメージが見えてきているようだ。 例えばファッション。イタリアブランドといえば洗練されたデザインが最初に浮かぶ。しかしこの秋、イタリアブランドの紳士服に力を入れる百貨店の担当者によれば、デザインもさることながら、本当に評価して欲しいのは、むしろ丁寧な職人仕事に裏打ちされた品質だという。 他にもこの百貨店では、ワインや洋食器など品質に優れたイタリア産品の取り扱いが増えており、また11月には、そんなイタリアで丁寧な職人仕事を身に付けた、日本人作家の作品展も企画している。この作品展に出品予定の一人が、世界有数の職人街・イタリアのフィレンツェで、7年間修業を積み、イタリアの風景や、フィレンツェの職人をテーマにした切り絵作品を作っている豊田市在住の切り絵作家・俊寛さん。彼自身も5年前の帰国当時と現在で、周囲のイタリアに対する、従来の楽天的なイメージからの変化を感じているという。 一方、本格派からカジュアルまで、日本人にも人気の高いイタリア料理。食の世界でもイタリアの意外な魅力が。 低価格のオーダーバイキング形式で人気を呼び、来年には関東地方への進出も決まっているという、名古屋発のイタリア料理店。チェーン店ながら手間を惜しまず、ソースなどの仕込みは各店舗ごとに行っている。こうした方針は、イタリアでの修行経験から導かれたもの。店によれば、愚直なまでに、こだわるところには徹底してこだわる、イタリアの料理人の「質実剛健」な部分を大切にしたという。「しっかりきっちり」。これも今回のブームの理由。 さらに、もう一つ。ザッケローニ監督出身のイタリア・リーグといえば、スター選手の華やかな個人技が印象的だが、特にインテル、ミラン、ユベントスの北部の強豪チームを中心に、実は論理的な戦術重視のサッカーが主流だという。同じく北部出身のザッケローニ監督も論理的な人らしいという評判もあり、日本サッカーとの相性はよさそうだという話も。 丁寧な職人仕事。質実剛健で、論理的。従来のイタリアのイメージからはほど遠いこれらは、実はいずれもイタリアの中でも北部の特徴。日本人とも共通点の多いこうした特徴が、今回の人気の秘密のようだ。切り絵作家の俊寛さんも、日本人、中でも自身の故郷・愛知県民の気質に似ていることに興味をもち、この地方の「ものづくり」をテーマにした作品を作り始めた。 歴史の長さ、豊富な自然、素材を生かしたものづくりと、もともと共通点の少なくない日本とイタリア。ザックジャパンの誕生をきっかけに、今後さらに交流が進むかもしれない。 ■切り絵作家・俊寛 (イタリアをテーマにした作品を制作) URL) http://homepage2.nifty.com/shunkan/ ■名古屋三越栄店 (イタリア製品が人気) 住所) 名古屋市中区栄3−5−1 tel) 052−252−1111(代) ■ヴォーノ・イタリア長久手店 (人気のイタリア料理店) 住所) 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字野田農97 tel) 0561−76−4744 URL) http://buono−web.com/ ■サッカー日本代表 (イタリア人監督が就任) URL) http://www.jfa.or.jp/
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