2010年11月25日放送「ファストファッション・名古屋攻防戦」


ファストファッションブームに対抗する地元SC、百貨店の戦略を取材



ユニクロ、シマムラとアパレル
売り上げ上位2社を
ファストファッション系が占める

自社PBをリニューアルしたイオン
アバクロ出身デザイナーを起用

近鉄パッセはフロアごとのジャンルの
統一感をあえて出さない作戦



この冬も高い人気を誇っているのが、ファストファッショのトップランナー「ユニクロ」。低価格に加え、豊富なカラーバリエーションにシンプルなデザイン、機能性を追及した素材などを武器に、この地方でも幅広い客層の支持を集めている。
衣料品メーカーとして売上高日本一を独走する「ユニクロ」。2位に続くのは「シマムラ」と、トップ2社をファストファッションが独占。さらに、海外からのファストファッション・ブランドも勢いを増し、その波は着実に名古屋のファッション業界にも押し寄せてきている。
しかし、迎え撃つ地元の大手小売ストアや百貨店も負けてはいない。

価格帯でファストファッションと真っ向からぶつかるのが、大手小売ストアの「プライベートブランド衣料」。
イオンは、自社PBを「デザイン」に力を入れリニューアル。アメリカの人気ファストファッションブランド、「アバクロ」出身のデザイナーにブランドの監修を依頼。また、そのデザインをより活かすために、トータルコーディネートにこだわった。もちろん、全身コーディネートで1万円程度と、PB衣料ならではの価格訴求も忘れていない。
さらに、売り場作りに関しても、シャツコーナーやパンツコーナーといった従来の種別陳列ではなく、ジーンズファッションやトラッド系など、それぞれのテイストでまとめるエリア構成も始めている。

一方、ファストファッションと客層で重なる、若い世代をターゲットにした名古屋駅の百貨店「近鉄パッセ」。特に、ファッション関連に力を入れていて、10フロアのうち、7フロアをレディスファッションが占めている。
50以上のショップが、テナントとして入っているこの百貨店。とあるフロアをのぞいてみると、「乙女系」に「アメカジ系」、「トラッド系」など、同じフロアの中に様々なジャンルのブランドが混在している。あえて統一感を出さないフロア構成。実は、これが狙いなのだ。マスに統一するのではなく、様々な趣味・志向をフォローする、一見、雑多にも見えるこのフロア構成が、どんな客が来ても色々発見ができ楽しめる効果を生み出している。それまで興味がなかったブランドにも、目を向けてもらおうという狙いも。
ファストファッションの勢いが増すここ数年、このようなフロア構成を加速させ、対抗しているという。

■ユニクロ名古屋栄店
住所)
名古屋市中区栄3−27−1 ウーブサカエB1階〜4階
tel)
052−249−3843
URL)
http://www.uniqlo.com/jp/

■イオンナゴヤドーム前ショッピングセンター (トップバリュコレクション)
住所)
名古屋市東区矢田南4−102−3
tel)
052−725−6700
URL)
http://www.topvalucollection.jp/

■近鉄パッセ
住所)
名古屋市中村区名駅1−2−2
tel)
052−582−3411
URL)
http://www.passe.co.jp/index.htm

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