2011年1月27日放送「求む学生!大学・生き残り作戦」


学校数の大幅な増加で“選ばれる大学”を目指しての競争が始まりつつある



広大な敷地をあえて都心部に求め、
便利な立地と
最新施設を目指す大学も増加

従来の形にとらわれない、
時代に合わせた
新たな教育手法の採用も広がる

「出口」である就職対策に加え、
「入口」である入試に
ネット割を採用した中京大学



一見、街中にありそうなおしゃれなカフェ。実は、このカフェがあるのは大学の構内。2007年4月に愛知県瀬戸市にあったキャンパスの大部分を移転させた名古屋学院大学は、名古屋市の中心部でありながら緑あふれる白鳥公園に隣接する好立地。学生の評判も上々だ。しかし、なぜ地価の高い都心にわざわざキャンパスを移転させたのか?実はこの20年間、少子化で18歳人口は減っているにもかかわらず、平成22年度の調査では全国で大学は778校と、およそ250校も増えており、大学が学生を選ぶのではなく、学生が大学を選ぶ時代に変わりつつある。こうした状況に対応し、大学側も様々な策を練っている。この学校ではいち早く「便利な立地」という手を打った結果、志願者は09年から2年連続で増加。今年も大幅に伸びているという。
この地方の他の大学でも、去年、名古屋市内に新キャンパスを開校した豊田市の愛知工業大学では、志願者が2割アップ。
愛知大学は2012年、JR名古屋駅南の笹島地区に新キャンパスを開設するなど、都心回帰、設備の充実などを図り、「魅力的なキャンパスづくり」を進めている。

また従来のスタイルにこだわらず、新たな教育手法を取り入れる大学も増えてきている。
中部大学が取り入れたのは、「IT世代」の学生たちの特徴にあわせた講義スタイル。携帯電話を利用し、ウェブ上で瞬時に意見を集約。そのデータを反映させながら講義を行っている。学生の参加意識と理解度が高まり、成績の向上にもつながっているという。   
国立の三重大学が力を入れるのは「産学連携」。2007年からスタートしたプロジェクトでは、学生たちが地元の企業と共同で、酒・カレー・せんべいなど、新商品の開発や販売を行い、日々変わりゆく実際のビジネスにも対応できる能力を養っているという。
どちらも、時代の変化に対応した新しい手法を、積極的に取り入れているのだ。

そして、学生の大きな関心事のひとつ、「就職活動」のバックアップに力を入れ、他大学との差別化を図っているのが名古屋市にある中京大学。毎年2月に250社以上もの企業を集め、自校の学生のみを対象にした企業セミナーを開催。参加企業は、中京大学の学生を採用する意思が前提になっているため、学生にとっては、かなり魅力的な制度になっている。また、こうした卒業時の取り組みに力を入れる一方、入学時にもインターネットで出願するだけで受験料が5,000円割引される「ネット割出願」というシステムを今年から導入。今年度入試では現時点で9割がネット出願を利用しているという。

受験校を絞る学生が増える中、各大学の持っている様々なコンテンツが学生獲得の決定要因になっている。

■名古屋学院大学 白鳥学舎
住所)
名古屋市熱田区熱田西1ー25
tel)
052ー678ー4080(代)

■愛知工業大学 自由ヶ丘キャンパス
住所)
名古屋市千種区自由ヶ丘2ー49ー2
tel)
052ー757ー0810(代)

■中部大学
住所)
愛知県春日井市松本町1200
tel)
0568ー51ー1111(代)

■三重大学
住所)
三重県津市栗真町屋町1577
tel)
059ー232ー1211(代)

■中京大学
住所)
名古屋市昭和区八事本町101ー2
tel)
052ー835ー7111(代)

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