|
引っ越しシーズンとなる年度末。頭を悩ませるのが不用品の処分や新生活に必要な家具の調達。最近の環境意識の高まりもあり、こうした場面でのリユースの利用が広がっている。 名古屋市内のとある場所に集められた色とりどりの子供服。値段をみると、随分と安い価格が付けられている。別のコーナーには染付けなどの和食器やブランド物の洋食器が置かれており、こちらもかなりのお値打ち価格。実はこれ、全て1度は不用品として出されたリユース品だ。 近年、利用者の意識も変わり、リユース品を扱う店は、全国で8000店舗以上にも増加。中でも中部地方は、リユースの意識が非常に高いという。 名古屋市のNPO団体が運営する「リユース・ステーション」では、リサイクルより環境負荷の低いリユースを積極的に推進しようと、市内40か所で回収した不用品をメンテナンスし販売。新品の10分の1以下のお値打ち価格と、環境への貢献が人気の秘密だ。他にも、不用品の再利用を目指した工作教室なども開催。「リユース意識」を広める活動も行っている。 年に1回のリユースが定着しているのが名古屋大学のリユース市。 もともとは卒業生の不要な家具などを、新入生に無料で使ってもらおうと始まったものだが、現在では一般の参加も可能。毎年3月に開かれ、引き取り手は公正な抽選で決まる。揃えなければならないものが多い、新入生にはもちろん、不用品を処分したい卒業生にも、重宝されているという。 また、こうしたリユースを自宅にいながらにして参加可能にしたのが最近人気の宅配買取だ。愛知県大府市に本拠を置く企業の倉庫では、衣服やスポーツ用品、楽器など、全国からダンボール箱で送られてきたさまざまな品物が並ぶ。 一般的にこうした宅配買取では、業者によって専門が分かれ、本なら本だけと、品目別の買い取りが主流だが、この会社では大手には珍しく、多品目を一括で受けつけている。送られてきたモノはそれぞれ専門スタッフが査定。この査定額が依頼主に通知され、同意すれば買取金額が振り込まれるというシステムだ。金額が折り合わない場合は返送の送料のみが依頼主の負担になる。買取可能な品目はホームページなどで確認できる。こうして買取られた品物は、すぐにネットショップで販売。全国規模でのリユースの仕組みが成り立っている。
■エコロジーセンターRE創庫 NPO中部リサイクル運動市民の会 住所) 名古屋市熱田区八番2−19−16 tel) 052−659−1007 URL) http://www.es−net.jp ■名古屋大学下宿用品リユース市 (2011.3.27 豊田講堂) 住所) 名古屋市千種区不老町 名古屋大学東山キャンパス tel) 052−789−5111(代表) URL) http://www.reuse−nagoya.org/ ■ネットオフ tel) 0120−39−0202 URL) http://www.netoff.co.jp
|