2011年6月2日放送「体験!一次産業・グリーンツーリズム」


食の問題を考えるきっかけとしても注目されるグリーンツーリズム



牧場での酪農体験は
子供たちにも人気が高い

時には予定外の体験が出来る事も

「命を食べる」食事
農場レストランでは収穫・調理も手伝う



三河湾に浮かぶ日間賀島で地引網を引くのは、海のない長野から野外学習の一環としてやってきた小学生達。農村や漁村など普段あまり接することがない生活の中で、実際に作業をしたり、人や文化に触れて学ぶ『グリーンツーリズム』が近年脚光を浴びている。ここ日間賀島で行われているのは、観光の一環として始められた地引網体験。しかし、普段食べているものを自分たちの手でとることで、子供たちにも色々感じるところがあるようだ。
自給率や安全性など、食の問題を考えるきっかけとしても期待されるグリーンツーリズムは、今、一次産業全体へと広がりをみせている。
 
酪農暦50年というご夫婦の牧場で家畜の世話などが体験できるツアー。元々牧場に遊びに来ていた近所の子供たちに、牛の世話などを見せていたのがきっかけだったが、今では食といのちを学ぶ中央酪農会議の酪農教育ファームに認定。仕事の合間をぬって、個人はもちろん各種団体の訪問を受入れている。乳搾りや牛の世話、羊の毛狩りやペットボトルを使ったバター作りなどの通常作業の他、時には予定外の鶏舎での卵拾いなど、一日を通して酪農体験を楽しむ事ができる。 

様々なスタイルで広がるグリーンツーリズムだが、参加者だけでなく、受け入れる側にも、地域の活性化につながるというメリットがある。若い人を中心に人気を集めている、林業を目指す人のための本格的な就労体験や、1年間、村に住んで働くボランティアなどがその代表で、こうした活動への参加がきっかけで、生産地への移住を決断する人も少なくないという。豊田市の稲武地区で農作物を育てながら、自給自足のレストランを営む女性もその一人。料理は、同じく移住組のもともと料理人だった男性が担当。この料理を目当てに、リピーターも多いと言う。

また田舎暮らしを体感したいという人達を対象に、農村体験のイベントにも取り組んでいる。参加者は畑で野菜を収穫し、料理も手伝う。時にはヒトは生きるために、他の生き物の命を分けてもらっているという現実を知るために、鶏を絞めるところも隠さず見せることも。「命を頂いている事を知る」これもグリーンツーリズムの大切なメッセージのひとつだ。参加者からは自ら解体・調理する事で、子供たちにも食物として口に入るまでに多くの人が携わっている事を教える事ができると概ね好評のようだ。

■游考舎(ゆうこうしゃ) (漁業体験)
日間賀島観光協会
tel)
0569−68−2388

■冨谷牧場 (酪農体験)
住所)
愛知県知多郡美浜町古布奥ノ海道47−1
tel)
0569−82−1314

■緑のふるさと協力隊 (NPO法人 地球緑化センター)
住所)
東京都中央区八重洲2−7−4 清水ビル3階
tel)
03−3241−6450

■東栄町林業就労体験
主催 大崎屋旅館
住所)
愛知県北設楽郡東栄町下田和手貝津1−1
tel)
0536−76−0046

■山里cyafe
住所)
愛知県豊田市夏焼町トヤガ子471−1 (旧稲武町)
tel)
0565−83−3003

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