2011年6月30日放送「人気復活!?非電化製品」


街角資料館に展示されている氷冷蔵庫
節電意識が高まる中、昔ながらの非電化製品が見直されている



新たな技術を生かした
「進化した」製品も多く登場してきている

綿素材にキシリトールを配合し
濡れることで冷感の増すタオル

産業用部品の鋳造・加工会社が
開発した、鋳物製のホーロー鍋



名古屋市西区の商店街に店を構えるとある衣料品店。ここの2階に6月18日、商店街の活性化の一環としてリニューアルオープンした街角資料館。懐かしい大正、昭和の生活用品が所狭しと並んでいる。様々なところから寄贈された品の中で、よそではなかなか見られないと、館長が自慢するのは木製の氷冷蔵庫。電気冷蔵庫が一般的になる以前は、どこの家庭にもあったもので、上段に氷の塊を入れ、庫内を冷やす仕組みだ。こうした氷冷蔵庫に代表される、この当時の家庭用品の数々を見てみると、ほんの少し前の私達の暮らしは、電気を使わない「非電化製品」が主流で、今ほど電気に頼っていなかったのがよく分かる。震災以降、節電意識が高まる中、こうした電気を使わない昔ながらの生活用品が見直されている。

例えば街のホームセンターの売り場をのぞいてみると、通常は冬にしか扱わない土鍋が大量に陳列されている光景が今年は目に付く。実はこの土鍋、この夏は電気炊飯器の代わりとして人気を集めているのだとか。他にも電気ポットの代わりの魔法瓶や、室内の暑さを和らげるスダレも人気で、昔ながらのモノもさることながら、新たな技術を生かした、より効果の高い「進化した製品」が登場しているのも特徴だ。

例えば、かつては夏の外出の必需品でもあったタオル。名古屋市内の会社が開発したの夏向けタオルは、一見すると普通のスポーツタオルにしか見えないが、繊維に「キシリトール」を配合し、水や汗の水分で濡れることで冷感が増す仕組みだ。新素材を使った商品が次々と登場する中、直接肌に触れるものとして、昔ながらのコットン生地にもこだわっている。同じくキシリトール加工を施した女性用の巻きタオルも販売。今年はミントの香りもプラスし、定番商品としてのタオル復権を狙う。

一方、土鍋をはじめ、電気炊飯器の代わりとして人気を集める鍋にも、進化形が登場している。創業80年の町工場が開発したのは、鋳物のホーロー鍋。名古屋にあるこの工場、元々は産業用部品の鋳造と精密加工の会社だ。鉄を溶かしてかたちを作る鋳造加工と精密加工の技術を生かし、約3年がかりで開発したこの鋳物ホーロー鍋。熱伝導率や保温性が良く、遠赤外線効果も高い事から炊飯用にもうってつけ。また、一つ一つ手作業で精密に削り込んでいるため蓋と本体の気密性も高く、野菜の水分だけで調理が可能な無水調理鍋としても高い人気を得ている。これまで難しいとされた鋳物へのカラーホーロー加工も独自の技術で実現。7月からは新たなラインを本格稼動させ、量産体制に入るという。開発した会社では、ホーローのリペアサービスも受け付け、長く使い続けてもらいたいとしている。 

■街角資料館 (大沢屋)
住所)
名古屋市西区城西4−26−21
tel)
052−531−4204

■カーマ21熱田店
住所)
名古屋市熱田区花表町2103−1
tel)
052−889−2850

■日本ユーテンシル株式会社
住所)
名古屋市北区丸新町27−1
tel)
052−902−1511
URL)
http://www.amenitystyle.com/index.htm

■愛知ドビー株式会社 (バーミキュラ)
住所)
名古屋市中川区宗円町1−28
tel)
052−353−5333 (バーミキュラコールセンター)
URL)
http://www.vermicular.jp/index.html

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