2011年9月29日放送「名−東40分!どう生かす?リニアの経済効果」


2027年開業を目指すリニア中央新幹線
この地方には名古屋と中津川の2駅が設置される予定



名古屋−東京間が40分で結ばれ
愛知だけでもその経済効果は
850億円と試算される

リニア新駅は名古屋駅の
地下30〜40mに建設される計画
名古屋ならではの役割と魅力作りが
今後の課題

美乃坂本駅周辺が候補地となる
岐阜では、観光のほか首都機能分担の
追い風としても捉えられている



岐阜県中津川市、中津川インターから程近い「ちこり村」。中津川にリニアの駅ができるということで、店の壁にはリニア関連の記事がはられ、半分に切ったちこりをリニアに見立てた巻き寿司「ちこリニア巻き」を新たにバイキングメニューに加えるなど、早くも歓迎ムードを盛り上げている。

2027年、今から16年後の開業を目指し建設が予定されているリニア中央新幹線。名古屋のターミナル駅は新幹線や在来線に3〜9分で乗り換え可能になるように、JR名古屋駅の地下30〜40mにつくられる。名古屋から、岐阜県の中津川、長野県、山梨県、神奈川県を経由し東京都の品川に到着。この路線の開通により、名古屋と東京は約40分で結ばれ、首都圏の中に名古屋が立地するような時間距離となり、ビジネスを中心に人の往来はより活発になると専門家は予測。その経済効果は、愛知で年間約850億円の生産額増加に相当するという。
一方で、地元ではなく圧倒的なブランド力を持つ東京でお金を使う人が増えたり、名古屋エリアの役割の一部が、東京に吸収・統合されるなど、マイナスの効果を及ぼしてしまう懸念もないわけではない。こうした事態を防ぐためには、名古屋ならではの役割と魅力作りが、これからの課題だと指摘されている。

一方、そうした方向性が既にある程度みえている地域もある。岐阜県中津川市にある美乃坂本駅。駅のすぐ後ろには田んぼが広がる小さな駅だが、JR東海は美乃坂本駅を含む半径2.5キロの範囲に中間駅を建設すると発表。この地方では名古屋以外の唯一のリニア駅となり、現在は2時間半以上かかる中津川−品川間が、最短30分でアクセス可能になる。白川郷や高山など世界に知られる数々の観光地があるこのエリア。中津川はこうした観光資源を背景に、東濃地方の入り口としての役割が期待されている。
また、震災以降、再び議論され始めた首都機能の分散化について、岐阜県などで9月、首都機能の分担に関する研究会を設置。リニアの開通による移動時間の短縮は大きな追い風になるとされている。

リニアが起こすさまざまな変化をプラスにするために、16年後を見据え、準備はすでに始まっているようだ。

■リニア中央新幹線
JR東海
tel)
050−3772−3910

■ちこり村
住所)
岐阜県中津川市千旦林1−15
tel)
0573−62−1545

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