1月11日放送 「江戸時代の姿を残す街」
1837年、いまから170年前に書かれた「尾張名所図会」。
名古屋をはじめ、近郊の名所や神社仏閣を描いた、
言わば江戸時代のガイドブックです。
名古屋市内に当時の様子がそのまま残っている所があると聞き、
名古屋市文庫の松村冬樹さんに案内していただくことに。

最初に訪れたのは、現在は「宮の渡し公園」として
整備された「七里の渡し」。
「宮の宿」と呼ばれた熱田は、名古屋の商業の中心。
港の役割を果たしていました。

次に訪れたのは西区にある「五条橋」。
もちろん、今はコンクリート製にかけ変えられていますが、
信長の清洲越しにともない造られたこの橋は
町づくりの期間短縮のため、
当時清洲にあった橋をそのまま移築してきたのだとか。

この五条橋のたもとから続くのが「四間道」。
当時堀川から上がった荷を保管していた蔵が
今も多く残っています。

そして南区にある「笠寺観音」。
寺に沿って曲がっている旧東海道は、まさに名所図会と同じ!
本堂の正面にある池や橋、山門がみごとに同じ姿で残っています。

昭和区飯田街道沿いにある「川原神社」。
池に浮かぶ弁天様。
さらには、亀も同じようにいるとか。

天白区の「音聞山」。
その昔、熱田の海の音が聞こえたことから
名づけられたと言われています。
遠くに望む名古屋港から海鳴りが聞こえてきそうです。

また、一晩中賑わいを見せた広小路。
よく見ると道の隅に小さな川が流れています。
これは「堀切」といって当時生活排水を流していた川。
今でも掘り起こせばあるはず!と松村さんはおっしゃっていました。

町並みは変われど、当時の名残がきっとある!
尾張名所図会を持って、名所めぐりをすると、
名古屋の見方が変わるかもしれません。


■名古屋市蓬左文庫
tel)
052−935−2173

■バックナンバー一覧■