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9月28日(木) |
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今回の取材を通して
瓦とは、そして瓦葺きとは何なのか、
いろいろなことを勉強したのですが
その奥の深さに驚きの連続でした。
瓦には、一枚一枚「クセ」があるのですね。
焼き方によって、それぞれ出来も違い、
‘ひねり‘があるそうです。
しかも瓦は天気や湿度によって膨脹するため
それぞれの特徴をみながら葺いていかなければならず
「生き物」とも言われているのだとか。
そこには日本古来の伝統の技が受け継がれていました。
今から18年前、
浜口さんにはじめて逢った大将は…
「(最初に行った現場の)お寺は、
屋根の勾配も急で、普通じゃ男でも上がれない。
そこで、最初からみんなに混ざって仕事していたから
この子は面白いな、と思ってね。」
大将からは
技術から生きていく心得まで
すべてを教わったという浜口さん。
話している姿はまるで親子のように
強い絆で結ばれているようでした。
浜口さんのことを「美保」と名前で呼ぶのは
今でも、大将ひとりです。


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