沖縄県那覇市の市有地の所有権を巡り、会社役員らから賄賂を受け取ったとして、警察は、那覇市議会の前議長を収賄の疑いで逮捕しました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、那覇市議会の前議長・久高友弘容疑者で、ほかに久高容疑者の知人の女が収賄容疑、会社役員の男ら2人が贈賄容疑で逮捕されました。
警察によりますと、久高容疑者は2020年12月と21年2月の2回、市議会の議長室で、贈賄側の男らと面会し、市有地の所有権を知人の女の関係者に戻すための市との交渉を支援する見返りに、あわせて現金5000万円を受け取った疑いが持たれています。
今年3月に疑惑が発覚し、久高容疑者は議長職を辞任、10月には議員辞職しました。
警察は、久高容疑者にわたった現金の使途についても詳しく調べています。