名古屋競馬場のイベントをめぐる贈収賄事件で、愛知県競馬組合の元課長の男が贈賄の疑いで逮捕された男の関連会社の提案について、事前に添削するなどしていたことがわかりました。
警察によりますと、愛知県競馬組合の元総務広報課長・石黒弘喜容疑者(54)は名古屋市のイベント会社社員・石田竜規容疑者(33)に依頼され、おととし6月から8月にかけて、名古屋競馬場の移転に伴うイベント運営業務を石田容疑者の関係会社が受注できるよう、公表前の情報を漏らした見返りに341万円を受け取った疑いで、10日朝送検されました。
石黒容疑者は入札で審査員を務めていましたが、石田容疑者から事前に関係会社の提案内容を聞き、添削や助言をしていたことがその後の警察への取材でわかりました。
警察は2人の認否を明らかにしていません。