

2006年5月28日放送
「火おこし」
今回のテーマは「火おこし」、色々な方法で火をおこしちゃいます!
<準備>
- 実験する場所に耐火ボードやレンガ等をしき、水の入ったバケツ等、消火用具を用意して下さい
■ひもぎり式火おこしで火をおこそう!
<材料>
- 木の棒
- 木の板
- おチョコ等の小さな器
- ひも




<作り方>
- 棒がはまりやすいよう、彫刻刀などで浅く穴をあけた木の板を置く
- 木の棒にひもをまきつける(摩擦を大きくするためにひもをぬらしておくととよい)
- 棒の上を器などで押さえ(回転させやすくする為)板の穴にあて、ひもを引いて棒を回転させる





[ポイント]
- 板の穴のワキに切れ目を入れると、熱い木のカスが切れ目にたまって火がおきやすくなります


■まいぎり式火おこしで火をおこそう!
〈材料〉
- 上部に穴をあけた木の棒
- ひも
- 穴を3つあけた木の板
- はずみ車2枚(中心に穴をあけた円盤状の板)
- 木の板




〈作り方〉
- 木の棒にひもを通す
- 3つ穴をあけた板の真ん中に木の棒を通し、左右の穴にひもを通し結んで留める
- はずみ車を木の棒の下部にとりつける(はずみ車は2枚つけ接着剤でとめる)
- 木の棒に、通したひもを巻きつけ、板を押しリズム良く回転させる








[ポイント]
- はずみ車をつけるとコマのように回転が続くのでひもが棒に巻きつき回転する
- つけ木という、木の先にイオウをつけて燃えやすくしたものを使うと、より火がおこりやすくなる
- なければティッシュ等の燃えやすい紙をこよりにして火をうつす


■火打ち石で火をおこそう!
〈材料〉
- 石
- 火打ち金(硬い鉄)
- 火口(ほくち)
-
『火口の材料』
- ガーゼ
- 密閉できる缶
-
『火口の作り方』
- まずは火口をつくろう!
- ガーゼに火をつけて缶の中に入れ、ふたをする
- 缶が冷えたら火口の完成!






〈作り方〉
- 出来た火口をの断火ボードの上に置き、その上で火打ち石を火打ち金で叩き削ると火口に火がつく


《注意》
- 火をおこす実験をするときは大人の人と一緒にしましょう!
- 燃えやすいモノのそばでは実験しないように!
★番組からのお願い★
「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。
![]() |
