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2006年8月20日放送
「夏休みスペシャル」

今回のテーマは「夏休みスペシャル」 夏休みの自由研究にオススメの実験を紹介しちゃいます!
過去の実験一覧はコチラ!!

■風船を時間差で割ろう!

<材料>
  • 風船
  • オレンジオイル(柑橘系の果実の皮の絞り汁)
  • 食用油
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<作り方>
  1. オレンジオイルを少しずつ食用油で薄める。
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〈遊び方〉
  • ふくらませた風船に食用油で薄めたオレンジオイルを塗ると時間がたってから割れます!
[ポイント]
  • オレンジオイルは薬局などで市販されています。
  • 食用油で薄める量を変えると、風船が割れるまでの時間が調節出来ます。
  • オレンジオイルに食用油を少しずつ入れて割れるまでの時間を調節します。
《解説》
  • 柑橘系の果実の皮に含まれるオレンジオイルには、風船の原料であるゴムを溶かす成分が含まれている為、風船が割れる。
《補足》
  • アロマオイルでも出来ますが、すでに薄められているものがありますので、『原液』と表示してあるものを使うと風船が割れるまでの時間を調節しやすくなります。
  • 天候や気温によって食用油の蒸発時間が変わるので常に割れる時間が変化します。 パーティーなどで披露する場合は直前にもう一度チェックをして下さい。
  • 小量であれば、ミカンやグレープフルーツの皮などからも直接とる事ができます。
《注意》
  • 顔や耳元で風船を割らないで下さい。

■電池を作ろう!

<材料>
  • 備長炭
  • 食塩
  • キッチンペーパー
  • アルミ箔
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<作り方>
  1. 水に食塩を溶かして、食塩が溶け残るくらいまでの濃い食塩水を作る。
  2. キッチンペーパーを備長炭の先端が出るように巻く。
  3. キッチンペーパーを食塩水でぬらす。
  4. 備長炭とアルミ箔が直接触れないように、キッチンペーパーを1cmほど出し、アルミ箔を巻けば完成。
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[ポイント]
  • 食塩水は濃いほうが電池の力が強くなります。 食塩が溶けにくい時は、お湯を使うなどして水の温度を上げると溶けやすくなります。
  • 出来た木炭電池を直列に数本繋げば卓上扇風機なども動かせます。
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《解説》
  • キッチンペーパーに染み込ませた食塩水が、アルミ箔をとかす事で電気がおき、木炭の方に移動する事で電池の役割を果たします。
  • どんな木炭でも電池になるわけではありません。 電池になるのは備長炭等、高温で焼かれたものだけです。 比較的低い温度で焼かれるバーベキュー用の木炭等では電気を通しませんが、一度高温で焼くと電気を通すようになります。 
《補足》
  • プラス側が木炭側で、マイナス側がアルミ箔側になります。

■科学の力でおやつを作ろう!

<材料>
  • ドライアイス
  • オレンジジュース等
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<作り方>
  1. ドライアイスをカキ氷機でかく。
  2. ボールにオレンジジュースを入れる。
  3. ドライアイスを加えてドライアイスのダマが残らないようによく混ぜる。
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《注意》
  • 凍傷になる恐れがありますので、ドライアイスを直接触ったり口に入れたりしないで下さい。皮手袋や軍手などをすると、より安全です。
  • 万一、ドライアイスのダマやカケラが口に入った時は、すぐにお茶や水などを飲んで溶かしてください。
  • 実験ですのであくまでも試食程度にしてください。

■ペットボトルで空気砲を作ろう!

<材料>
  • ペットボトル
  • 風船
  • ビニールテープ
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<作り方>
  1. 風船の口を切る。
  2. ペットボトルの底を切り、風船を被せる。
  3. ビニールテープでペットボトルと風船をとめれば完成。
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〈遊び方〉
  • ゴムを手で引っ張って離すとペットボトルの口から、勢いよく空気がでる。
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★番組からのお願い★

「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。

その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。

また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。