■でんじろう先生の仰天科学マジック!
〜一瞬にして紙が燃える!〜
<材料>
- 凹面鏡
- 黒く塗ったフラッシュペーパー
- ストロー


<凹面鏡の作り方>
- プラスチック製のボールの底にキリなどで、ストローが入るくらいの穴をあける。
- アルミコーティングシートをボールより大きめに切り、ボールにかぶせ、空気が漏れないように引っ張りながらビニールテープで止める。
- 最後にボールの周囲をテープで巻く。
- 底にあけておいた穴にストローを入れ、ここからアルミコーティングシートの真ん中がくぼむまで空気を吸い込み、ストローを抜いたら素早くテープでふたをして完成。
<マジックのやり方>
- 凹面鏡に太陽の光を当て、少し離したところにフラッシュペーパーを持つ。
- 凹面鏡の光を一点に集めて黒く塗ったフラッシュペーパーに当てると・・・


《解説》
- 凹面鏡が太陽の光と熱を反射し、一点に集める事で、フラッシュペーパーが燃える。
- フラッシュペーパーを黒く塗るのは、熱の吸収が白より黒の方が高い為、紙の温度が早く上がり早く発火する。
《注意》
- 太陽光が集中したところに手を出したり、上から直視しないでください。火傷や失明する恐れがあります。
■ラブラボ!実験 〜シャボン玉を上空へ飛ばす!〜
ドライヤーの温風でシャボン玉を作る実験
<材料>
- 水
- 台所洗剤
- 洗濯のり(PVA=ポリ・ビニール・アルコール入り)
- ドライヤー



<シャボン液の作り方>
- 水と洗濯のりを同量で合わせ、そこに、台所洗剤を(割合:20分の1〜10分の1)入れます。
※シャボン玉がちゃんと出来るか確認しながら、少しずつ洗剤を加え、調節しながら作ってください。入れすぎると逆に割れやすくなります。
<上昇するシャボン玉の作り方>
- わくにシャボン玉の液を付け、ドライヤーの温風でシャボン玉を作ると、空高く飛んで行く。
- シャボン玉に温風を当てると割れやすいので、ドライヤーを離して、少しずつ温風を送ってください。



《解説》
- 暖められた空気は膨張し、周りの空気より軽くなるため上に移動する。よって、ドライヤーで暖められた空気を入れたシャボン玉は、上昇する。
《注意》
- 感電する危険性があるのでドライヤーを濡らさないよう注意して下さい。
■巨大ソーラーバルーンを作ろう!
<材料>
- マルチングシート黒(厚さが0.03ミリ以下のもの)
- テープ

<作り方>
- マルチングシートを並べて、3〜5センチ重ね、テープで留める。
- 飛ばしたいソーラーバルーンのサイズの2倍の大きまで貼り合わせていく。
- 袋状にするために、2つに畳んで端と端を合わせ、テープで3辺全て留める。
- 空気入れを作る為、一箇所の角を図のように切る。
- そこから空気をいれ、ある程度膨らんだら、口から空気が逃げないようにテープなどで留める。
- 両端それぞれを、ひもで縛り、太陽の当たる場所に置くと・・・








《解説》
- 袋に入った空気が太陽の熱で暖められ膨張し、周りの空気より軽くなった為、上空に上がろうとして、浮く。
≪注意≫
- ソーラーバルーンに穴が空いていると、そこから空気が漏れる為、テープで補修してください。
- ソーラーバルーンは大きければ大きいほど、浮力(上向きの力)が強くなるので、人が飛ばされる可能性があります。大人数で、大人の人と一緒に行ってください。
- 電線のない広い場所で実験を行ってください。
★番組からのお願い★
「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。