■投げても戻ってくる不思議な紙飛行機
<紙飛行機の作り方>










[ポイント]
- 紙飛行機の後ろの翼を軽く上へ、折り曲げる。
(後ろから見るとTではなくYの字になるようにする) - 紙飛行機の下腹部部分をホッチキスで留め、
開かないようにすると空気抵抗が小さくなります。


<投げ方>
翼面を自分の方に向け、真上に投げる。


【解説】
折り曲げた翼の後ろが空気に押さえつけられる事で回転する。
■空を飛ぶ仕組みがわかる実験
<実験道具>
- スプーン
- フタに穴をあけたペットボトル
- 水
- スプーンを固定する台
- 粘着テープ


<実験内容>
スプーンを台からテープで吊るし、上から勢いよく真っ直ぐ下に水を流し、 さじの部分の背中に当たるようにすると、スプーンはどのように動くか?

<実験結果>
スプーンは水のほうにすい寄せらる。

【解説】
スプーンの丸みに沿って、勢いよく水を流すと、水はスプーンに沿って流れ、スプーンによって、 向きを右に変えられている。一方、スプーンはその反動で左向きの力を受けている。 この力を揚力といい、この力がスプーンを水に吸い寄せていた。 つまりグライダーは前から風を受けることで、風が羽によって下向きに流れ、 その反動で羽は上空に向かって押し上げられる。
■グライダーがどうやって前に進むか仕組みが分かる実験」
<材料>
- 板状の発泡スチロール
- バルサ等の軽い木の板
- テープ


<作り方>
板状の発泡スチロールにテープで木の板を貼る。

【解説】
木の板をつけていない発泡スチロールをそのまま飛ばすと、 前に飛ばず発泡スチロールが木の葉が舞うように、ひっくり返りながら下に落ちる。 これは、物の重心が真ん中にあるのに対し、揚力は重心の少し前にかかるため、 ひっくり返りながら落ちる。 これを解決するため、発泡スチロールの前に木の板をつけると、重心と揚力が一致するので、 発泡スチロールがひっくり返らず前に飛ぶ。




■ラブラボ!ナゾ解きメイキング テーマ『えんぴつ』
〈えんぴつができるまで〉

- 芯を作る
- 黒鉛と粘土と水を混ぜ合わせる。
- ローラーの付いた機械で押し潰し、材料を馴染ませる。
- 馴染ませた材料に上から圧力をかけ、小さな穴から押し出すと、芯の形になる
- 出来たての芯には、まだ水分が残っているので、水分を飛ばす為に、100度以上の高温でおよそ4時間、乾燥機にかける。更に、芯をより硬く丈夫にする為、1000度以上の高温で9時間焼く。
- 120度のひまわり油に2時間浸して芯が完成。(油につける事で、芯の中の隙間が油で埋まり、より滑らかな書き味になる)
- インセンスシダ−という木の板に、2ミリ程の溝を彫る。
- 溝に芯を入れ、もう1枚の板で挟む。
- 板の両面の芯と芯との間を山型に削り、切り離す。
- 塗料の入った入れ物の中にえんぴつを通して、色を付けていく。この工程を6回繰り返す。
- 最後にえんぴつの濃さや会社のマークを刻印して完成。












※ラブラボ!では見てみたいメイキングを大募集! 身近なモノに関する疑問をでんじろう先生が解決します。
★番組からのお願い★
「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。