■不思議なダーツ
<マジック方法>
でんじろう先生がダーツに挑戦!
すると投げた矢が全て真ん中の100点の所に!!



【解説】
でんじろう先生の投げたダーツの矢と、まとの中心の裏にはネオジム磁石という強力な磁石が付いていた。
この磁石の力によって、でんじろう先生が投げたダーツは全て100点に当たった。
■勝手にふくらむ風船
<マジック方法>
しぼんだ風船を置いておくと・・・

風船が勝手にふくらみだした!

最後にはふくらみすぎて割れた!!

【解説】
一旦、ふくらませた風船を液体窒素(-196度)の中に入れると、風船の中の空気が冷やされ、液体になる。
空気は気体から液体になることで体積が減るため、風船はしぼんだ状態になる。
この状態の風船にさらに空気を入れ、同じ作業を何度もくりかえし、外に出す。
すると、液体の状態の空気は外の温度によって、どんどん蒸発して気体になり、体積が増え、風船は勝手にふくらむ。
さらに、風船の中にはかなりの量の空気がすでに入っているため、風船がたえきれず割れてしまう。




■炎が燃え上がる液体
<マジック方法>
水に見える液体の中に、一度火をつけて消した割り箸を入れると・・・


液体の中なのに火が燃え上がった!

【解説】
この液体は酸素が変化したもので、液体窒素で周囲の空気を冷やして作った「液体酸素」。
酸素はものが燃えるのを助けるはたらきがある。
この性質は酸素が液体になってもはたらくため、割り箸が燃え上がった。
■飲んだコーラが新品に元どおり!?
<マジック方法>
一見、飲み終わってデコボコにへこんだコーラをふると・・・

缶がふくらみだした!

さらに、開いていたフタも元どおりに!!

【解説】
空き缶に見えた缶の中にはまだコーラが残っていて、このコーラに含まれる炭酸が、ふられた衝撃によって二酸化炭素を発生させた。
この二酸化炭素が缶の中から押す力を生み、缶を元の形に戻した。
缶のフタが元に戻ったように見えたのは、あらかじめ黒い紙をフタに合わせてはっていたため。
この黒い紙を気付かれないようにはがしたため、フタが元に戻ったように見えた。


ここで、このマジックで使ったコーラの作り方を紹介!
<準備するモノ>
- 新品のコーラ
- フタの形に切った黒紙
- 接着剤
- のり
- 透明テープ

<作り方>
- 新品のコーラに小さく穴を開けて、中のコーラを約200ml(1/3ぐらい中身を残す)取り出す。
この時、手で缶をゆっくりへこませていく。
一気にへこますと、缶が割れて穴が開いてしまうので注意。
- コーラを取り出すために開けた穴に接着剤をつけ、乾かして穴をふさぐ。
さらに、その上に透明なテープをはって完全に穴をふさぐ。
- 最後にフタの形に切った黒紙にのりをつけて缶のフタに合わせて貼れば準備完了!
これでマジックをすれば君もサイエンスマジシャン!
■生きているように動きだすシャボン玉
<マジック方法>
でんじろう先生がシャボン液の上でふくらましたシャボン玉にパワーを送ると・・・

シャボン玉が勝手に動きだし、さらに飛び出した!

しかも、そのシャボン玉をでんじろう先生が自由自在にあやつりだした!

【解説】
ジャボン液の下には※バンデグラフと呼ばれる静電気を作る機械があった。
この機械でシャボン液にマイナス電気を集めると、マイナス同士が反発しあって、シャボン玉がどんどんシャボン液から離れようとし、空中に飛び出していく。
さらに、人間の体にはプラスの電気があり、シャボン玉がくっつこうと引き寄せられる。
そのため、シャボン玉をあやつることが出来た。

※バンデグラフ…ゴムベルトを動かし、摩擦させることで丸い部分に電気をためる機械。



★番組からのお願い★
「ラブラボ!」は大人から子供までを対象に、教科書等の理論だけでなく、実験を通して楽しく遊びながら、実際に体験し・手先を動かし・自分で工夫をこらす事によって科学を理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、実験によってはカッターやハサミ等の刃物や小さな部品、工具等を使ったり、火気やドライアイス、家庭用洗剤等の薬品を使うモノもありますので、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
また実験や工作に小さなケガは付き物ですが(紙一枚でも手が切れたりします)、正しい手順と(器具の)正しい使用で危険は大きく減らせます。特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。