2009年5月3日放送 第5回
5月のテーマは水。
まずは水の不思議な性質を知るための実験。
(1)
ガラス容器内を真空にできる装置を使います。
ガラス容器の中には容器内の温度を表示した温度計とさらにコップに入った水の温度を表示した温度計がセットされています。
実験装置のスイッチを入れて、徐々に空気を抜いていったら・・・
(2)
何と水が沸騰し始めたんです!
実は空気を抜いて真空にしていくと容器内の気圧が低くなり、100度より温度が低くても水は沸騰するんです。
そして水が蒸発し始めると・・・
(3)
何と水が凍ってしまいました!
(4)
消毒液を体に塗ると冷たく感じたことはありませんか?
これは消毒液のアルコールが蒸発して、温度が下がるからなんです。
液体が気体に変わる時に外部から吸収する熱の量のことを“気化熱”と言います。
(5)
コップの水が凍ったのは、水がドンドン蒸発していくと気化熱によって水の温度が下がります。
そして最後は水が0℃以下まで下がって、凍ってしまったというわけだったんです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。