2009年8月2日放送 第18回
今月のテーマは「家庭のエネルギー」。
本日は「電子レンジ」が主役です。
(1)
電子レンジの中には、モノを温めるために電磁波(マイクロ波)が飛び交っています。その電磁波で食品を温めるわけです。
(2)
では、氷を電子レンジに入れてスイッチを入れたらどうなるでしょうか?
(3)
1分間経って見てみると・・・何と氷は溶けていません!
(4)
電子レンジが出している電磁波は、水の分子と共振します。
太陽の光も同じ電磁波ですが、透明なものは光を通り抜けるので温まらず、黒いものは光を吸収して温まります。
電子レンジの場合、氷は透明、水は黒いものとイメージすれば、水だけが温まるというわけです。
つまり電子レンジの電磁波は、水の分子は振動させても、水の分子がつながった氷の状態では振動しないため、溶けないということなんです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。