2009年8月9日放送 第19回
今回は電子レンジを使って、プラズマを作ってみます。
プラズマとは一体何か?
物質には液体、固体、気体の三態変化があります。実は第4の状態としてプラズマという状態があるんです。
(1)
プラズマを見るための実験。まず鉛筆の芯を立てたものを用意します。
(2)
これにビーカーをかぶせて、電子レンジの中へ入れてスイッチを入れると・・・
(3)
何とビーカーの中に火の玉ができました!
これがプラズマと呼ばれる状態で、電気を通しやすい鉛筆の芯に電磁波が集中し放電して強い光を放ったんです。
(4)
通常、物質はプラスとマイナスがくっついて、電気的に安定した状態になっています。つまり電気を通しにくいのです。
ところが非常に高い温度になるとプラスとマイナスが電離して、電気がとおりやすい状態になります。これをプラズマ状態と呼びます。
※電離・・・中性の原子や分子が電気を帯びた原子や原子団(イオン)に分かれること
(5)
プラズマの原理を使った身近な家電製品が、プラズマテレビです。
★この実験は専門家の監修のもと、行っていますので、家庭では危険ですので絶対にマネしないで下さい。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。