でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ解説で徹底解明します!

2009年9月20日放送 第25回

「エネルギーの歴史(3)ヘロンの噴水」

今回はユニークなものから見て頂きましょう。
水を皿に入れると噴水が上がる不思議なもの。
これはギリシア時代の “ヘロン” という数学者が生み出したもので、“ヘロンの噴水” と呼ばれるものを再現したんです。


(1)
三角フラスコを使った道具で、仕組みを説明します。


(2)
皿に水を入れると・・・


(3)
パイプを伝い、三角フラスコの水が増え、水面が上がります。
すると空気の気圧が上がります。


(4)
そして皿ののった三角フラスコの中の水面を押すため、中の水は噴水口へ押し出されて噴き出すという仕組みなんです。


(5)
高い所にある水が下に落ちる時の力(位置エネルギー)だけで、このような不思議な噴水ができるんです。


(6)
ヘロンは今から2000年も前に蒸気を使った自動扉なども考えた天才でした。
こうした天才達によって、エネルギーは私達が使いやすい形に変えられ、少しずつ現在のような便利な社会が作られてきたんです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。