でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ解説で徹底解明します!

2009年11月8日放送 第32回

「風のエネルギー(2)上昇気流」

風のエネルギーの謎を紐解く上で、鍵となるのが「上昇気流」です。
読んで字の如く、上にあがっていく風のことですが、どのように起きるか?
簡単な実験をしてみます。


(1)
用意したのは、習字で使われる「かな半紙」と呼ばれる和紙。これを円筒状に丸め折り癖をつけます。


(2)
円筒状の半紙の上部に火をつけると、ドンドン下へと燃えていき・・・


(3)
何と最後に燃えカスが舞い上がっていきました。これこそ上昇気流が起こす現象なんです。


(4)
半紙が燃えて、温められた空気は膨張します。すると温められた空気は軽くなるので、上へとあがっていきます。
この空気が上にあがる流れのことを上昇気流と言います。


(5)
半紙は燃えている時には半紙自身の重さがあるので舞い上がりませんが、燃え尽きた時、その重さがほとんどなくなるため、上昇気流にのって半紙の燃えカスが、打ち上げられるように舞い上がったというわけです。
自然の場合、太陽が地面や空気を温め、上昇気流という風のエネルギーになるのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。