2009年12月6日放送 第36回
人類は氷河期から寒さと戦ってきたわけですが、最初は獣の皮などを服にして寒さをしのいできました。
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そんな中で人類が家畜化して服にしてきたのが、羊(ウール)です。
実はウールには面白い性質があるんです。
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よく乾燥させたウール生地を温度計に巻きつけたものを用意。
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温度は21.6度をさしています。
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このウール生地に霧吹きで水をかけてみます。
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するとウール生地の温度は5分後には、27.5度になり、約6度も上がりました。
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実はウールは湿気(水蒸気)を吸うと“吸着熱”という熱を発生します。
つまり、水と反応して熱エネルギーに変換していたんです。
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最近では、この原理を利用して発熱するアンダーウェアなどが、次々と開発されています。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。