2010年1月31日放送 第44回
静電気は静と名がつくとおり、移動しないものと考えられていました。
しかし、電池を発明したイタリアの物理学者・ボルタによって、静電気を発生させ、かつ、それを持ち運ぶという驚きの実験が行われたんです。
(1)
実験のために用意したのは、「ボルタの電気盆」と呼ばれるもの。
(2)
アルミテープを貼ったでんじろう先生お手製の円盤です。
(3)
そして、発泡スチロールの上にプラスチック板を貼り付けたものも用意します。
まずはプラスチックの板をこすり、静電気を発生させます。
(4)
次にプラスチック板の上にアルミテープを貼った円盤をのせます。
そして、持ち上げます。
(5)
円盤に蛍光灯を近づけると・・・何と蛍光灯が光りました!
(6)
静電気を起こしたプラスチック板に金属の円盤を近づけると・・・
(7)
その影響で金属の円盤にも電気が生まれます。これを「静電誘導」と言います。
手をそえてプラスチック板に金属の円盤をのせると、手を通じてマイナスの電気が逃げ、金属の円盤にはプラスの電気だけが残ります。
(8)
そして蛍光灯を近づけると金属の円盤からプラスの電気が蛍光灯へ移動して、光ったというわけです。
同じことを何度繰り返しても電気を作り出すことができます。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。