2010年3月28日放送 第52回
今、宇宙で発電して、地球に電力を送ろうという壮大な計画が進められています。
その原理を理解するための実験をご紹介します。
(1)
2枚のアルミ板につながった金属棒の間に小さな隙間があります。
(2)
アルミ板に電線を取り付け、高電圧を発生させる誘導コイルにつなぎます。
スイッチを入れると金属棒の間で放電が起こるという仕組みになっています。
(3)
そして、ネオン管を取り付けた金属のリングを用意します。
(4)
電気が流れるとネオン管が光るという仕組みになっています。
(5)
誘導コイルのスイッチを入れ、高電圧を発生させると・・・
(6)
何と離れているネオン管が光りました!
これは、放電された電気のエネルギーが“電波”に変わってネオン管に電気が送られ、光ったというわけなんです。
(7)
これに近い原理の壮大な計画が動き出しています。
それは“宇宙太陽光利用システム”という計画。
宇宙空間にある太陽光発電所から地上に送電し、エネルギーを利用するというシステムなんです。
※映像提供:JAXA
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。