2010年5月23日放送 第60回
最近、エコな移動手段として注目を浴びているのが自転車。
でも、よく考えてみると、どうして走っている自転車は倒れないのでしょうか?
(1)
そこで、実際に自転車を使って実験してみます。
(2)
用意したのは、ハンドルをヒモで固定した自転車。
(3)
この自転車を手で押して、走らせてみると・・・
(4)
すぐに倒れてしまいました。
(5)
では、固定したヒモをはずして、自転車を手で押してみると・・・
(6)
何と倒れずに走っていきました。
(7)
倒れない理由は前輪にあります。
ハンドルの軸から前輪の中心に少し突き出た部分があります。
この突き出た延長線と地面との間にできる角度を“キャスター角”といいます。
(8)
自転車の傾いた方向にハンドルが自然に曲がるようになっていて、これが傾きを方向転換の力に変えて、自転車を倒れにくくしているのです。
(10)
これで曲がったハンドルを元に戻そうという“復元力”が働いて、安定して進むことができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。