2010年6月13日放送 第63回
キッチンのエネルギー。本日の主役はパンです。
(1)
フワフワのパンは、焼くとどうしてふくらむのか?
(2)
ふくらむ時にどの様なエネルギーが関わっているのかを実験で明らかにしていきます。
(3)
パンの原料は小麦粉です。でも小麦粉をただ焼いただけではふくらみません。
(4)
小麦粉にベーキングパウダーを加えてみましょう。
(5)
小麦粉とベーキングパウダーに水を加えて練ったものを電子レンジで加熱してみます。
(6)
加熱していくと・・・
(7)
ドンドンふくらんでいきます。
(8)
加熱したら蒸しパンの様になりましたが、ちゃんとふくらみました。
ベーキングパウダーの主成分は重曹(炭酸水素ナトリウム)で、熱を加えることで炭酸ガスを発生し、ふくらんだというわけです。
(9)
続いての実験は、熱湯の入ったフラスコを用意します。
(10)
そして、重曹(炭酸水素ナトリウム)もスタンバイ。
(11)
熱湯の入ったフラスコの中へ重曹を入れて、フラスコの口に風船をかぶせると・・・
(12)
何と風船がふくらみました。
重曹により炭酸ガスが発生して、風船がふくらんだというわけです。
(13)
パンがふくらむのも炭酸ガスがポイントになります。
パンの生地は、小麦粉にイースト菌を混ぜてねかせたものです。
(14)
この時、イースト菌は小麦粉の糖を分解し、発酵します。
(15)
その時に出る炭酸ガスで生地がふくらむというわけです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。