でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ解説で徹底解明します!

2010年6月13日放送 第63回

「キッチンのエネルギー(2)パンはなぜふくらむの?」

キッチンのエネルギー。本日の主役はパンです。


(1)
フワフワのパンは、焼くとどうしてふくらむのか?


(2)
ふくらむ時にどの様なエネルギーが関わっているのかを実験で明らかにしていきます。


(3)
パンの原料は小麦粉です。でも小麦粉をただ焼いただけではふくらみません。


(4)
小麦粉にベーキングパウダーを加えてみましょう。


(5)
小麦粉とベーキングパウダーに水を加えて練ったものを電子レンジで加熱してみます。


(6)
加熱していくと・・・


(7)
ドンドンふくらんでいきます。


(8)
加熱したら蒸しパンの様になりましたが、ちゃんとふくらみました。
ベーキングパウダーの主成分は重曹(炭酸水素ナトリウム)で、熱を加えることで炭酸ガスを発生し、ふくらんだというわけです。


(9)
続いての実験は、熱湯の入ったフラスコを用意します。


(10)
そして、重曹(炭酸水素ナトリウム)もスタンバイ。


(11)
熱湯の入ったフラスコの中へ重曹を入れて、フラスコの口に風船をかぶせると・・・


(12)
何と風船がふくらみました。 重曹により炭酸ガスが発生して、風船がふくらんだというわけです。


(13)
パンがふくらむのも炭酸ガスがポイントになります。
パンの生地は、小麦粉にイースト菌を混ぜてねかせたものです。


(14)
この時、イースト菌は小麦粉の糖を分解し、発酵します。


(15)
その時に出る炭酸ガスで生地がふくらむというわけです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。