2010年7月4日放送 第66回
今、エンターテインメントで一番の話題は、3D。
映画だけではなく、テレビでも3Dが楽しめる時代が来ようとしています。
立体的に見える3Dですが、人はどのようにして物を立体的にみているのでしょうか?
その謎を解く簡単な実験をしてみましょう。
(1)
目の前に花を用意します。
(2)
次に人差指を目の前に立て、左右の目を交互に閉じてみます。
(3)
花と人差指が右目と左目では、ずれて見えます。
(4)
実はこれがポイントなんです。
(5)
人は左右の目の間隔を利用し、目の前にあるものを左右で異なった角度から見ています。
右目・左目を交互に閉じ、片方の目だけで目の前にあるものを見ると、左右の角度の違いがわかります。
(6)
この右目・左目から入った2つのイメージを頭の中で合成することで、奥行き感や立体感を認識しているのです。
この仕組みを映像撮影時に利用したのが、3D映像の原理なのです。
(7)
次にこんな実験をしてみます。
右手で右目を隠して、横に移動する車窓風景を見てみます。
個人差はありますが、しばらくすると立体的に見えてきます。
※電車や車に乗った時に実験してみて下さい。
(8)
片方の目だけで見ていると距離感を失います。
すると脳が今までの経験から判断して、映像の情報を補ってくれるので、立体的に見えるようになるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。