でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ解説で徹底解明します!

2010年7月18日放送 第68回

「エンターテインメントのエネルギー(3)花火の色の原理」

夏の夜のエンターテインメントと言えば花火。
打ち上げ花火や手持ち花火の技術は、日本が世界一と言ってもいいそうです。


(1)
江戸時代に始まった打ち上げ花火ですが、最初は黄色い単色のものだったそうです。
しかし、今は様々な色があるカラフルな打ち上げ花火ばかり。
カラフルな花火の秘密、そこには物質のエネルギーが関わっているのです。


(2)
実験のために用意したのは、3種類の金属の化合物。


(3)
それをアルコールに溶かして霧吹きに入れてあります。


(4)
これをアルコールランプの炎に向けて、吹きかけてみます。


(5)
塩化ナトリウムは、オレンジ色の炎。


(6)
塩化ストロンチウムは、赤色の炎。


(7)
硫酸銅は、緑色の炎になります。


(8)
金属の化合物には、炎の中に入れると化合物に含まれている金属特有の色の光を出すものがあります。
この色の光を 「炎色反応」 と言います。


(9)
物質は加熱すると光のエネルギーが出ます。
針金もアルコールランプの炎で熱すると赤くなります。


(10)
熱した時、物質によって光の色が変わるのです。


(11)
身近な所では、水銀灯の水銀は青白く光ります。


(12)
トンネルのナトリウムランプに使われているナトリウムは、オレンジ色です。
こうした物質の性質を応用したのが、花火です。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。