2010年8月22日放送 第73回
エネルギーがわかる工作と自由研究。
まずはこんなオモチャをご紹介。
(1)
何と輪ゴムを連射して飛ばすことができるオモチャです。
(2)
ゴムには弾性エネルギーという性質があり、その特性をいかしたのが、このオモチャです。
では、ゴムの弾性エネルギーについて説明しましょう。
(3)
外から加わった力で形を変え、力が加わらなくなると、元の形に戻ります。
これを弾性と言います。
(4)
引っ張ることでエネルギーを蓄え、元に戻ることでエネルギーを放出します。
これが弾性がもたらすエネルギーです。
(5)
ゴムの弾性を使った工作をご紹介しましょう。
材料はバルサ材の車輪、長い木の棒、針金、幅広の輪ゴム、ゴムひも、留め金具、ボルト、ナット、ビーズ、ビニールチューブ。
作るのは、ゴム動力カー。
(6)
バルサ材の車輪に幅広の輪ゴムをかけて、ゴムタイヤにします。
(7)
車輪の中心に針金の車軸を通します。
予め針金の片方はクランク状に折り曲げておきます。
(8)
コの字型にボンドでとめた木の軸受けを通します。
(9)
車輪と軸受けの間にビーズを通し、軸受けの中はカットしたビニールチューブを通して車軸がぶれないようにします。
(10)
長い木の棒はゴム動力カーのボディになります。
軸受けに穴をあけ、ボルトとナットで固定します。
(11)
木の棒の先に留め金具を付け、そこにゴムひもを結び付け、車軸の針金にも結び付けます。
これでゴム動力カーの完成。
(12)
走らせる時にクランク状に折り曲げた針金を回転させると車軸にゴムひもが巻きつけられ、引っ張られます。
(13)
引っ張られたゴムが元に戻ろうとして車軸を回転させ走るゴム動力カーです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。