2010年8月29日放送 第74回
今回は簡単にできる氷に関しての自由研究をご紹介します。
(1)
液体をはったボウルの上にシャーレが浮かんでいます。
(2)
そこへ水を垂らします。
(3)
そして偏光板をのせて見てみると・・・
(4)
何と水が凍って結晶化していく様子が見えます。
実はボウルには冷凍庫で冷やした飽和食塩水をはり、シャーレもマイナス10度に冷やしてあったのです。
そこへ水を垂らしたら一気に凍っていったというわけです。
(5)
普段、冷蔵庫で作る氷は、白くなってしまいます。
(6)
しかし、家でも透明の氷を作ることができるんです。
(7)
そもそも、なぜ家の氷は白くなってしまうのか?
それは水の中に空気が入っているからなんです。
(8)
水が凍り始めると、空気は凍っていない水の方へ追い出され、全てが凍った時、気泡が氷の中に閉じ込められてしまいます。
(9)
その気泡が光に当たると、乱反射して白く見えるんです。
つまり気泡ができないようにすれば、透明な氷になるのです。
(10)
一度、水を沸騰させ、空気を追い出します。
(11)
湯ざましにしてから容器の中へ水を入れます。
(12)
そして、気泡シートで容器をくるみ、急激に冷えないようにします。
(13)
容器の下にも発泡スチロール板を敷きます。
(14)
ゆっくりゆっくり凍らせれば、透明な氷ができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。